歩行障害、転倒 :トップ    
監修: 高橋裕秀 みどり野リハビリテーション病院
内藤 寛 伊勢赤十字病院 神経内科

概要

症状のポイント:
  1. 歩行障害とは、筋力の低下、末梢神経障害、平衡機能低下などのさまざまな原因により、安定した歩行ができないことであり、転倒とはそれに伴い転ぶことである。
  1. 歩行障害は骨・関節疾患のほかに脳・神経・筋疾患に由来し、動作障害や反応時間の延長、バランス障害、姿勢反射障害などが主な要因となる。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 急に歩けなくなったときは、脳血管障害( 脳出血 、 脳梗塞 など)、 硬膜下血腫 などの頭蓋内病変、を念頭に、神経救急疾患として速やかに適切な治療を開始する。また、急性発症の対麻痺や膀胱障害は、 脊髄損傷 を示唆するので、緊急の対応を行う
  1. また、末梢神経疾患で緊急を要するものとして、 ギラン・バレー症候群 がある。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. パーキンソン病に対するL-ドパ投与は診断的治療になる。パーキンソン病以外のパーキンソニズムには効果が乏しい。
  1. 正常圧水頭症では髄液の試験排出で、一過性ではあるが症状の改善がみられる。
  1. パーキンソン病におけるすくみ足の治療:アルゴリズム
  1. すくみ足の治療アルゴリズム:<図表>
  1. パーキンソン病のすくみ足に対する薬剤の推奨度:<図表>
 
専門医相談のタイミング: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

歩行障害を呈するパーキンソン病における治療開始時の薬剤
  1. ADL障害のある高齢者ではL-ドパを第1選択薬とすることが推奨される。
○ 治療する場合は1)か2)のいずれかを用いる。ドパミンアゴニストに比べて漸増が容易で、効果発現が早く、確実な効果が得られる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

歩行障害の鑑別
すくみ足の治療アルゴリズム
転倒のパターン
パーキンソン病のすくみ足治療アルゴリズム
様々な歩行障害とその特徴的な歩行
進行期パーキンソン病の姿勢異常
著者校正/監修レビュー済
2016/09/02


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