個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能
疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。
1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。
まずは15日間無料トライアル
概要・推奨
症状のポイント:- 項部硬直は、髄膜炎、クモ膜下出血などで認められる髄膜刺激症候で、髄膜が炎症や出血などにより被刺激性になった状態を示す「身体所見」である。
- 診察のポイント:患者を仰臥位として頭側に回り、両手で頭部を軽くかかえて枕をはずす。まず頭部を左右に回転して抵抗がないことを確認し、頭部を前方に屈曲させる。正常では下顎が前胸部に接するまで前屈できるが、項部硬直では前屈すると後頚部筋の筋緊張が増大し、下顎を前胸部につけることが難しい。項部硬直では頭部の前屈に強い抵抗があるが、左右屈曲では抵抗がない。
- しかし、頚部筋の硬直を示す他の頚部疾患などと鑑別することが必要で、感度が低いことからKernig徴候、Brudzinski徴候、Jolt accentuation of headacheなどの他の髄膜刺激症候の検査を併行して行うことが大切である。(Kernig徴候、Brudzinski徴候、Jolt accentuation of headache >詳細情報 )
- 項部硬直を認める患者では、他の髄膜刺激症候、頭蓋内圧亢進の徴候を確認し、クモ膜下出血、髄膜炎、頚部の運動制限や筋緊張の異常を呈する頚椎症やParkinson病などを除外する。
- クモ膜下出血の可能性が高ければ、頭部CTあるいはMRI検査を実施する。髄膜炎の可能性が高ければ、頭部CTやうっ血乳頭などから脳圧亢進の可能性を除外し、髄液検査を行う。
- 頻度の高い疾患: >詳細情報
- クモ膜下出血、髄膜炎、頚椎・頚髄疾患、悪性症候群
- 鑑別疾患:重篤な疾患: >詳細情報
- クモ膜下出血、髄膜炎、脊椎硬膜外血腫、後咽頭膿瘍、悪性症候群
- 髄膜刺激症候の二つの徴候:<図表>
専門医相談のタイミング: …
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■項部硬直を認める場合の検査例
症状のポイント:
- 項部硬直は、髄膜炎、クモ膜下出血などで認められる髄膜刺激症候で、髄膜が炎症や出血などにより被刺激性になった状態を示す「身体所見」である。
- 診察のポイント:患者を仰臥位として頭側に回り、両手で頭部を軽くかかえて枕をはずす。まず頭部を左右に回転して抵抗がないことを確認し、頭部を前方に屈曲させる。正常では下顎が前胸部に接するまで前屈できるが、項部硬直では前屈すると後頚部筋の筋緊張が増大し、下顎を前胸部につけることが難しい。項部硬直では頭部の前屈に強い抵抗があるが、左右屈曲では抵抗がない。
- しかし、頚部筋の硬直を示す他の頚部疾患などと鑑別することが必要で、感度が低いことからKernig徴候、Brudzinski徴候、Jolt accentuation of headacheなどの他の髄膜刺激症候の検査を併行して行うことが大切である。(Kernig徴候、Brudzinski徴候、Jolt accentuation of headache >詳細情報 )
- 項部硬直を認める患者では、他の髄膜刺激症候、頭蓋内圧亢進の徴候を確認し、クモ膜下出血、髄膜炎、頚部の運動制限や筋緊張の異常を呈する頚椎症やParkinson病などを除外する。
- クモ膜下出血の可能性が高ければ、頭部CTあるいはMRI検査を実施する。髄膜炎の可能性が高ければ、頭部CTやうっ血乳頭などから脳圧亢進の可能性を除外し、髄液検査を行う。
- 頻度の高い疾患: >詳細情報
- クモ膜下出血、髄膜炎、頚椎・頚髄疾患、悪性症候群
- 鑑別疾患:重篤な疾患: >詳細情報
- クモ膜下出血、髄膜炎、脊椎硬膜外血腫、後咽頭膿瘍、悪性症候群
- 髄膜刺激症候の二つの徴候:<図表>
専門医相談のタイミング: …
■項部硬直を認める場合の検査例
■
項部硬直を認める場合の検査例
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
(詳細はこちらを参照)
エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
