リンパ節腫張 :トップ    
監修: 徳田安春 一般社団法人 群星沖縄臨床研修センター
萩原將太郎 東京女子医科大学病院 血液内科

概要

症状のポイント: >詳細情報 
  1. リンパ節腫脹とは、言葉通りリンパ節が腫脹することである。
  1. リンパ節腫脹は日常診療で出合うことの多い症状であるが、別の主訴で受診した患者の診察過程でみつかることも多い。 エビデンス 
  1. 原因疾患は炎症性と悪性腫瘍に分けられる。若年者では炎症性疾患が比較的多いが、中高年者では悪性腫瘍の割合が高い。 エビデンス 
  1. 年齢に関係なく結核によるリンパ節腫脹は見逃してはならないものである。
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. 全身性リンパ節腫脹と血液検査より急性白血病が疑われる場合には、迅速に専門医にコンサルトする。
  1. 肝脾腫、汎血球減少を伴う全身性リンパ節腫脹は重篤な悪性リンパ腫あるいは、血球貪食症候群の可能性を想起しなければならない。迅速に専門医へコンサルトする。
 
症状治療診断的治療: >詳細情報 
  1. 経験的治療として抗菌薬やステロイド投与を行うことは推奨されない。まず行うべきことは、治療でなく診断である。 エビデンス 
 
入院の決定: >詳細情報 
  1. 悪性腫瘍を疑う場合には生検を行い、診断が確定した後に、当該専門医による治療のために、必要に応じて加療目的の入院となる。
  1. 白血病を疑う場合には迅速に専門医へコンサルトし、入院を決定する。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時検査例
  1. リンパ節腫脹をみた場合には、悪性疾患を見逃さないことが大切である。
  1. リンパ節腫大の部位により、鑑別疾患が異なる。
  1. まず、慎重な病歴聴取と身体診察による病状の把握を行い鑑別疾患を挙げ、血液検査、画像検査を行う。腫瘍性病変が疑われた場合には早期に生検を行い、確定診断を得る。また、感染症ではHIV、結核の可能性を考えるべきである。
  1. リンパ節腫脹における痛みの有無で、良性悪性の鑑別を行ってはならない。有痛性リンパ節腫脹の場合、炎症による痛みであることが多いが、腫瘍の急速な増大に伴うリンパ節被膜の進展でも痛みが生じる。
○ 鑑別診断に基づいて、下記を病態に合わせて適宜行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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著者校正/監修レビュー済
2017/02/28


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