性交不能症 :トップ    
監修: 力石辰也 聖マリアンナ医科大学
佐々木春明 昭和大学 泌尿器科

概要

症状のポイント:
  1. 性交不能症とは、性欲、陰茎勃起の発現、勃起の維持、陰茎の腟内挿入、射精、極致感のいずれかが欠けて満足な性交ができない状態である。
  1. 勃起時に硬度が少し不足する場合、十分な勃起がときどき、または、たまに発現しない場合、そしてときどき、または、たまに勃起の維持ができない場合も勃起障害である。
  1. わが国では、中等度勃起障害および重症勃起障害の患者は約1,300万人と推定されている。
  1. 糖尿病、高血圧などの生活習慣病と密接に関連している。血管性の勃起障害は全身の動脈硬化病変の初発症状として考えられる。
 
症状治療: >詳細情報 
  1. 経口勃起障害治療薬を投与する。
  1. 経口勃起障害治療薬を投与する場合、禁忌となる薬剤があるので、外用薬を含めた使用中の薬剤をすべて確認する。
  1. 虚血性心疾患や脳血管障害、骨盤内臓器の手術など既往歴を確認する。
 
診断へのアプローチ:
  1. 発症時期とその経過を詳しく問診する。
  1. 突然の発症は、ストレスなどが原因の心因性EDである可能性が高い。
  1. 薬剤性EDの可能性もあるため、現在内服中の薬剤をすべて確認する。虚血性心疾患や脳血管障害、骨盤内臓器の手術など、既往歴を確認する。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 経口勃起障害治療薬開始に自信がない場合は、専門医に紹介する。経口勃起障害治療薬が無効の場合は、専門医に紹介する。
 
臨床のポイント:
  1. 経口勃起障害治療薬(PDE5阻害薬)を処方する。その際には禁忌となる疾患や併用薬がないことを確認する。
  1. 症状の改善がない場合は専門医に相談する。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

性交不能症の治療例
  1. 治療として、経口勃起障害治療薬を投与する。
○ 通常1)を、高齢者では2)を用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

性交不能症の第一選択治療法
著者校正/監修レビュー済
2018/06/21

改訂のポイント:
  1. ED診療ガイドライン第3
に基づき確認を行った(変更点なし