日中の眠気 :トップ    
監修: 山中克郎 諏訪中央病院
黒田浩一 亀田総合病院 感染症科

概要

症状のポイント:
  1. 日中の眠気は、文字通り、日中の眠気を訴えることである。英語ではExcessive daytime sleepiness(EDS)と記載され、「日中仮眠」「日中の過度な眠気」と訳される。
  1. わが国で行われた調査で、一般人口の15%が日中に眠気の問題を抱えているとされ、ありふれた症候である。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 緊急の対応が必要な疾患はほとんどない。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 治療は診断に基づいて行う。症状治療は行わない。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 脳腫瘍、パーキンソン病などの中枢神経疾患の場合、希死念慮のあるうつ病や統合失調症の場合は、専門医へ紹介する。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 日中の眠気を訴える患者に対して、問診と身体所見・既往歴、薬歴※から鑑別を進めることが重要である。
  1. 自覚的な眠気の評価の評価目的でエプワース眠気尺度(ESS)<図表>を行う。
  1. 「日中の眠気」に対する鑑別疾患は多岐にわたる。多くの場合、睡眠不足(病気ではない)、睡眠障害、精神疾患、身体疾患、薬剤性、の5つのカテゴリーに含まれる。
  1. 頻度の高い疾患は睡眠障害の1つである閉塞型 睡眠時無呼吸症候群 (OSAS)であり、診療を進めるにあたって、OSASの有無の検討とその鑑別疾患の検討が軸になる。
  1. 重篤な疾患と比較的容易に治療できる疾患を見落とさないことが重要であり、眠気を来す身体疾患・精神疾患・薬剤の副作用について、必ず検討する。
  1.  …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

睡眠障害の鑑別のための検査例
  1.  睡眠時無呼吸症候群 、ナルコレプシー、特発性過眠症、周期性四肢運動障害などが疑われる場合は、ポリソムノグラフィー(PSG)を施行する。
  1. PSGが施行可能な施設は限られており、症例によっては外来で行うことができる簡易モニター(タイプ3)の使用が有用である。
○ 日中の眠気の場合、鑑別疾患に基づき下記の検査を追加する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

日中の眠気の鑑別アルゴリズム
エプワース眠気尺度(ESS)
著者校正/監修レビュー済
2016/04/22


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