今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 横谷省治 筑波大学医学医療系 地域総合診療医学

監修: 前野哲博 筑波大学医学医療系 地域医療教育学

著者校正/監修レビュー済:2021/11/17
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 薬物治療の研究が進んだことを反映して、治療アルゴリズム等を更新した。

概要・推奨   

  1. 非定型抗精神病薬でもアカシジアの発症頻度は少なくない。症状が重篤化する前に発見することが望まれる(推奨度1)
  1. 抗精神病薬の併用はアカシジアの高リスクとなり、統合失調症の治療は単剤療法が推奨される(推奨度2)
  1. アカシジアを発症した場合、可能であれば、原因薬剤の中止・減量、定型抗精神病薬から非定型抗精神病薬への変更を行う(推奨度1)
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  1. 近年、医薬品誘発性急性アカシジアの治療として5-HT2A受容体拮抗作用を強く持つミルタザピン(リフレックス、レメロン)、ミアンセリン(テトラミド)、トラゾドン(レスリン、デジレル)などの抗うつ薬の有効性が明らかになりつつある。中でもミルタザピンは現時点で最も検証が進んでおり、第2選択薬となる(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. アカシジアは、自覚的な落ち着きなさと観察可能なじっとしていられない動作で特徴付けられる運動障害である。
  1. アカシジアの多くは、ドパミン受容体遮断作用のある薬剤の副作用として発生し、特に抗精神病薬を服用している患者での発生率は21~75%、有病率は20~35%と報告されている[1]
  1. 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)などドパミン受容体遮断作用のない薬剤でもアカシジアの発生が報告されている。セロトニン神経系の亢進がドパミン神経系に対して抑制的に働くのが原因と考えられている[2]
  1. 原因薬剤の開始・増量から発症までの期間によって、4週間以内に発症する急性アカシジアと3カ月以上経って発症する遅発性アカシジアとに分類される。遅発性アカシジアには遅発性ジスキネジアを伴うことが多い。
  1. 非薬剤性アカシジアも報告されているが、きわめてまれである。
 
  1. 非定型抗精神病薬でもアカシジアの発症頻度は少なくない。症状が重篤化する前に発見することが望まれる(推奨度1R)
  1. まとめ:アカシジアの発症について、統合失調症の急性期治療(観察期間は3-13週)に関して32剤の抗精神病薬を比較したメタアナリシスでは、プラセボに対する相対危険度は、概ね非定型抗精神病薬の方が定型抗精神病薬よりも低かった。2021年7月時点で本邦で使用可能な非定型抗精神病薬についてみると、相対危険度が最も低かった(相対危険度が1前後)のは、クロザピン、オランザピン、クエチアピン、ブレクスピプラゾール、パリペリドンであった。次いで相対危険度が比較的低かった(相対危険度が2-3程度)のは、アリピプラゾール、アセナピン、リスペリドンであった[3]
    一方、米国において行われた大規模RCTであるThe Clinical Antipsychotic Trials of Intervention Effectiveness(CATIE)では、1年間の新規アカシジア発症率が定型抗精神病薬であるペルフェナジンで35%、非定型抗精神病薬のオランザピン、クエチアピン、リスペリドン、ジプラシドンで26~35%と有意差がなく、非定型の4剤の間でも発症率に有意差はなかった[4]
  1. 結論:一般に非定型抗精神病薬は定型抗精神病薬とくらべて錐体外路系副作用が少ないと考えられているが、非定型抗精神病薬でも特に長期使用になるとアカシジアの発症頻度は少なくない。非定型抗精神病薬によるアカシジアは、定型抗精神病薬によるそれよりも症状が軽症の場合が多く、見逃されている可能性がある。症状が重篤化する前に発見することが望まれる。
問診・診察のポイント  
  1. 抗精神病薬などを服用していて、自覚的に落ち着かず、じっとしていられないための動作がみられる場合は、アカシジアが疑われる。アカシジアを引き起こす可能性のある薬剤を表にまとめた。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
横谷省治 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:前野哲博 : 特に申告事項無し[2024年]

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