今日の臨床サポート

ジベルばら色粃糠疹

著者: 多田弥生 帝京大学医学部皮膚科学講座

監修: 戸倉新樹 掛川市・袋井市病院企業団立 中東遠総合医療センター 参与/浜松医科大学 名誉教授

著者校正/監修レビュー済:2021/01/28
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. ジベルばら色粃糠疹を疑ったら、herald patchを探し、わかりやすい側腹部で紅斑の長軸が割線方向に向いているかをみる。診断が難しい症例では、2ヵ月程度の経過で自然消退するかどうかを観察し、消退しなければ、他の鑑別すべき皮膚疾患の可能性を考える。
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
多田弥生 : 特に申告事項無し[2021年]
監修:戸倉新樹 : 講演料(田辺三菱,サノフィ,マルホ,協和キリン),研究費・助成金など(ノバルティス,レオファーマ)[2021年]

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った。

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. ジベルばら色粃糠疹は若年から青年期に多い炎症性角化症である。
  1. 上気道感染の2~3週間後に発症することが多い。
  1. 初発から1~2カ月の経過で軽快する。
  1. 卵円形の紅斑(herald patch)を生じ、その後、体幹に小型の紅斑が播種性に生じる。紅斑の長軸が割線方向に向く配列を示すことが特徴である。
  1. 紅斑上に、次第に細かい鱗屑を生じることが特徴である。
  1. 血液検査では特に異常を認めない。
  1. 本症の原因としてヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)やヒトヘルペスウイルス7型(HHV-7)の感染が注目されている。
問診・診察のポイント  
  1. ジベルばら色粃糠疹は、青年期に多い、数カ月の経過で軽快する炎症性角化症である。

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