今日の臨床サポート

小腸腫瘍

著者: 須並英二 日本赤十字社医療センター 大腸肛門外科

監修: 杉原健一 東京医科歯科大学大学院

著者校正/監修レビュー済:2016/12/28
患者向け説明資料
薬価収載情報:
2021年8月12日 ライザケア 輸液(L-リシン塩酸塩・L-アルギニン塩酸塩 アミノ酸輸液)
2021年8月12日 ルタテラ 静注(ルテチウムオキソドトレオチド(177Lu) 放射性医薬品/ペプチド受容体放射性核種療法剤)

概要・推奨   

疾患のポイント:
  1. 小腸腫瘍の頻度は全消化管腫瘍のおよそ3~6%、全消化管悪性腫瘍のおよそ1~3%にすぎず、人口あたりの統計でも10万人あたり1人以下の発生率であり、非常にまれな疾患である。
  1. 小腸には40種類以上の腫瘍性病変が発生し得るが、およそ2/3は悪性とされている。
  1. 小腸悪性腫瘍としては、腺癌、悪性リンパ腫、平滑筋肉腫(GIST)、神経内分泌腫瘍(カルチノイドとも呼ばれる)などが認められるが、わが国では欧米に比較し神経内分泌腫瘍の占める割合は低い。
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
須並英二 : 特に申告事項無し[2021年]
監修:杉原健一 : 講演料(大鵬薬品)[2021年]

病態・疫学・診察

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 小腸腫瘍の頻度は全消化管腫瘍のおよそ3~6%、全消化管悪性腫瘍のおよそ1~3%にすぎず、人口あたりの統計でも10万人あたり1人以下の発生率であり、非常にまれな疾患である。
  1. 小腸には40種類以上の腫瘍性病変が発生し得るが、およそ2/3は悪性とされている。
  1. 小腸悪性腫瘍としては、腺癌、悪性リンパ腫、平滑筋肉腫(GIST)、神経内分泌腫瘍などが認められるが、わが国では欧米に比較し神経内分泌腫瘍の占める割合は低い。
  1. カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡の登場により、小腸腫瘍の診断は急速に進歩したが、小腸腫瘍は腫瘍が増大し症状が現れてから診断されることが依然として多い。
  1. 治療は小腸癌、小腸神経内分泌腫瘍、GISTは原則として手術が第1選択であるが、悪性リンパ腫に対しては手術は限局性のものに限られる。
問診・診察のポイント  
  1. 小腸腫瘍は他疾患の精査中に偶然指摘される場合もあるが、何らかの症状を呈することが契機となり診断されることが多い。

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