今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 古森公浩 福岡県済生会八幡総合病院

監修: 今井靖 自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門・内科学講座循環器内科学部門

著者校正済:2024/11/27
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
  1. 日本静脈学会:下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019
  1. 日本静脈学会:下肢静脈瘤に対するシアノアクリレート系接着材による血管内治療のガイドライン
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、下記について加筆修正した。
  1. 疫学を更新
  1. 超音波検査所見の標準的記載法の表を追加
  1. CEAP分類が改訂されたため更新

概要・推奨   

  1. 下肢静脈瘤の患者に対しては、CEAP分類を用いて臨床的重症度や病態を評価することを推奨する(推奨度1)
  1. 超音波検査は、下肢静脈瘤患者に対する第1選択の診断学的検査である(推奨度1)
  1. 空気容積脈波法(air plethysmography、APG)は、静脈還流機能を評価する無侵襲的検査法として有用である(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 静脈瘤とは静脈が拡張、蛇行している状態で、静脈血の還流障害を来した形態的、機能的障害である。
  1. 静脈瘤は下肢に好発し、女性に多く、血管疾患のなかで最も頻度の高い疾患で、本邦では30歳以上では62%に何らかの静脈瘤が認められたとの報告があり[1]、伏在静脈瘤だけに限っても13.7%との報告がある[2]
  1. 基本的には良性疾患であるが、慢性進行性であるため、放置すれば美容上の問題だけでなく、日常生活に支障を来す種々の静脈うっ滞症状を合併するようになることがある。
  1. 静脈瘤が一次性(原発性)か二次性(続発性)によって治療法が異なるが、理学的所見や機能的、画像的診断法などから客観的に評価、鑑別し、早期より患者のニーズに合わせた的確な治療を開始する必要がある。
問診・診察のポイント  
  1. 下肢静脈瘤の危険因子を確認する。

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常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
古森公浩 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:今井靖 : 未申告[2024年]

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