浮腫 :トップ    
監修: 徳田安春 一般社団法人 群星沖縄臨床研修センター
仲里信彦 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター

概要

症状のポイント:
  1. 浮腫とは、3rdスペースと呼ばれる組織間質への過剰な体液の貯留のことであり、多様な原因によって生じるとされる。アレルギー性の局所浮腫を除くと、一般的には間質への体液貯留が2.5~3Lになると浮腫として観察される。
  1. 両側性(全身性)浮腫と片側性(局所性)浮腫に大別される。しかし、検査・画像所見のみでこれらを判別することは困難である。
  1. 原因疾患は多岐にわたるが、以下のように病態生理的に考えるとよい。 >詳細情報 
  1. ①毛細血管内の静水圧の上昇
  1. ②膠質浸透圧の低下
  1. ③毛細血管の透過性の亢進
  1. 浮腫の病態生理:<図表>
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. 全身性浮腫を来す疾患の中で緊急治療が必要な疾患には急性心不全、乏尿性の腎不全、アナフィラキシー、甲状腺機能低下症に伴う粘液水腫性昏睡、浮腫とともに比較的急性に胸・腹水を生じている肝硬変、DVTで肺塞栓を合併した症例が挙げられる。
 
症状治療診断的治療: >詳細情報 
  1. 浮腫を認めたらその原因・病態の鑑別を行い、その鑑別診断に応じた治療が必要である。
  1. 症状治療として、利尿薬、アルブミンを用いることもある(適応 >詳細情報 )。
  1. 血管性浮腫では、抗ヒスタミン薬とステロイドを使用することもある。
 
入院の決定: >詳細情報 
  1. 急性心不全、乏尿性の腎不全、アナフィラキシー、甲状腺機能低下症に伴う粘液水腫性昏睡、比較的急性に胸・腹水を生じている肝硬変、DVTが原疾患である場合には原則、入院加療を必要とする。
 
診断へのアプローチ:(診察 >詳細情報

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

浮腫を認める患者でルーチンで行う検査例
  1. 浮腫を認める患者では、ルーチンで貧血の評価、電解質異常、心電図、胸部X線評価を行うことを考慮する。
○ ルーチン検査として下記の検査を追加する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

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2017/03/31


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