多飲 :トップ    
監修: 大滝純司 北海道大学大学院
田川美穂 奈良県立医科大学附属病院循環器・腎臓・代謝内科

概要

症状のポイント:
  1. 多飲とは、飲水量が多くて多尿を来す状態である。通常、1日尿量3L以上を一般的に多尿と呼ぶ。
  1. 精神科入院患者の20%に多飲がみられるという報告がある。 エビデンス 
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 多飲を主訴とする疾患で緊急の対応が必要な病態として、糖尿病性ケトアシドーシス、低Na血症、高Na血症、高Ca血症、低K血症がある。それぞれの診断、症状に従い治療する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 治療は原因疾患に応じて行う。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 糖尿病性ケトアシドーシス、心因性多飲、中枢性尿崩症では、専門医の評価が望ましい。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 多飲の原因として浸透圧利尿(糖尿病、Na喪失腎症)、口渇を起こす薬剤( エビデンス )、心因性多飲、中枢性尿崩症、腎性尿崩症がある(鑑別疾患 鑑別疾患 )。それらの鑑別は尿浸透圧を参考に診断アルゴリズムに沿って行う(アルゴリズム)(尿浸透圧により、水利尿[尿浸透圧<200mOsm/kg]と浸透圧利尿[同 >280m…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

多飲の鑑別診断を行うために、重要な検査例
  1. 多飲の原因として糖尿病、口渇を起こす薬によるもの、心因性多飲、中枢性尿崩症、腎性尿崩症がある。
  1. 尿浸透圧により、水利尿(尿浸透圧<200mOsm/kg)浸透圧利尿(>280mOsm/kg)に分けられる。
○ 多飲を疑った場合、スクリーニングとして下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

多飲・多尿を来す疾患の鑑別
著者校正/監修レビュー済
2016/06/10


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