低体温

著者: 石丸直人 明石医療センター総合内科

監修: 前野哲博 筑波大学医学医療系 地域医療教育学

著者校正/監修レビュー済:2019/05/31

概要・推奨  

  1. 低体温が疑われる患者には、直腸温や膀胱温などにより中心体温を確認し、死亡率の高いHT以上の低体温を同定することが勧められる(推奨度1)
  1. 高齢者は低体温になりやすく低体温に弱いため、寒冷環境を避けることが勧められる(推奨度2)
  1. 徐脈や呼吸数低下を認める患者には、HT以上の低体温が疑われ、中心体温を確認することが勧められる(推奨度1)
  1. 低体温の患者の病態評価のためには、電解質や血算、血糖値の測定が勧められる(推奨度2)
  1. 低体温の患者には重症度に応じた加温法を行うことが勧められる(推奨度2)
  1. 上肢のやせ、握力低下、低体重の所見で、低栄養を疑い、Albを検査して診断することが勧められる(推奨度2)
  1. 発汗減少、動作緩慢、鮫肌、徐脈、アキレス腱反射の遅延の所見で、甲状腺機能低下症を疑い、TSHを検査して診断することが勧められる(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、本邦の低体温症例における入院死亡率に関する予後因子について加筆修正を行った。


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