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好中球減少

著者: 樋口敬和 獨協医科大学埼玉医療センター 輸血部

監修: 岡田定 聖路加国際病院

著者校正/監修レビュー済:2019/01/29

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 好中球減少とは、末梢血の好中球数が1,500/μL以下に減少した状態である。
  1. 好中球減少が著しい場合には重症感染症を合併しやすくなり、発熱を伴う場合には内科エマージェンシーとしての対応が必要な場合がある。
 
緊急時対応: >詳細情報 
  1. 感染症のリスクは好中球減少の速さ、持続期間、基礎疾患により異なるが、好中球数が1,000/μL以下になると感染症を来しやすく、500/μL以下になると重症感染症を合併しやすいため、特に発熱を伴う場合は緊急の対応が必要である〔評価・治療の進め方 ■初期対応(発熱性好中球減少)の項参照〕。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 )
  1. 好中球減少症の原因としては、感染性、薬剤性、免疫性、の頻度が高い。造血障害に起因することは少ないが、そのような場合、通常は、好中球減少以外の血球の異常を伴う。
  1. 診断には、問診、身体診察所見が重要である。
  1. 好中球減少のアプローチ:アルゴリズム
  1. 感染症が原因の場合は、ウイルス感染によることが多く、一過性で改善するため経過観察する。また、多くの薬剤が好中球減少の原因となるため、薬剤歴の聴取は十分に行う必要がある。 エビデンス 
  1. 好中球減少に感染症を合併した場合には、血液培養を含む各種培養、抗菌薬投与を迅速に開始する必要がある〔評価・治療の進め方 ■初期対応(発熱性好中球減少)の項参照〕。
  1. 好中球減少の原因:<図表>
  1. 好中球減少を来す主な薬剤:<図表>
<
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

好中球減少を評価するための検査例
好中球減少をみた場合、感染症の合併や被疑薬剤のない次に行うスクリーニングのための検査。
○ 下記を病態に合わせて行う。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、内容について修正を行った。


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