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好中球減少

著者: 樋口敬和 獨協医科大学埼玉医療センター 輸血部

監修: 神田善伸 自治医科大学附属病院 血液科

著者校正/監修レビュー済:2020/11/19
参考ガイドライン:
  1. 日本臨床腫瘍学会編集:発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン改訂第2版 ~がん薬物療法時の感染対策~. 南江堂. 2017

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概要・推奨  

  1. 好中球減少とは、末梢血の好中球数(白血球数×好中球割合が1,500/μL以下に減少した状態である
  1. 好中球減少の原因としては、感染性、薬剤性、免疫性の頻度が高い。
  1. 造血障害に起因することは少ないが、そのような場合は通常好中球減少以外の血球異常を伴う。
  1. 好中球数が1,000/μL以下になると感染症を合併しやすくなる。500/μL以下になると重症感染症を合併しやすく、発熱を伴う場合には緊急の対応が必要な場合がある。しかし、好中球減少の速さ、持続期間、基礎疾患によりそのリスクは異なる。
  1. 好中球減少をみたら、緊急の対応が必要かどうかまず評価する。
  1. 貧血、血小板減少を伴っていないか確認する。他の血球の異常を認める場合は造血障害の可能性を考える。白血球分画で異常細胞(幼若細胞)が出現していないか確認する。幼若細胞がみられる場合は、急性白血病、骨髄異形成候群を疑う。
  1. 慢性に経過する軽度の好中球減少は、経過観察も可能である。
  1. ウイルス感染に伴う好中球減少の多くは一過性であり、経過観察する。
  1. 薬剤による急性の好中球減少で軽度のものは、ほとんどが薬剤中止で改善する。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 内容について定期レビューを行った。

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