マグネシウム欠乏 :トップ    
監修: 花房規男 東京女子医科大学 血液浄化療法科
西裕志 Brigham and Women's Hospital & Harvard Medical ...

概要

所見のポイント:
  1. 血清マグネシウム1.5 mg/mL以下を低マグネシウム血症と診断する。ただし、血清マグネシウム値が正常でも、体内マグネシウム量が正常とは限らない。
  1. 低マグネシウム血症は広くみられる。有病率は入院患者の12%、ICU患者の60%という報告がある。 エビデンス 
 
パニック値・緊急時対応: >詳細情報 
  1. 特にパニック値は存在しない。
  1. 低マグネシウム血症によるけいれんや 不整脈 を発症したときは、硫酸マグネシウム8~16mmol(1~2g)を2~4分以上かけて緩徐に静注する。ただし、無症候性低マグネシウム血症の治療の意義については結論が出ていない。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 不整脈、筋肉の所見がみられる場合、遺伝性疾患が疑われる場合は、専門医に紹介をする。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 病歴や薬剤歴で原因が推察できる場合がある。
  1. 病歴から推察できない場合は、尿中マグネシウムを定量することでマグネシウム低下の原因が腎性か非腎性か推察できる。
  1. 随時尿でマグネシウム排泄分画率を計算し、FEMg>2%と亢進している場合、24時間蓄尿にて10~30mg/日以上を認める場合は腎性喪失と考える。<図表>
 
鑑別疾患:(鑑別疾患のリスト: 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断・合併・電解質異常の評価例
  1. 他の随伴し得る電解質(特に血清カリウム値やカルシウム値)の異常を確認。
○ 合併・電解質異常の評価のため1)~5)を評価する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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低マグネシウム血症の鑑別診断
マグネシウム排泄分画率(%)
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21


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