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Restless legs syndrome(下肢静止不能症候群)

著者: 川嶋乃里子 かわしま神経内科クリニック

監修: 高橋裕秀 昭和大学藤が丘病院 脳神経内科

著者校正/監修レビュー済:2020/07/09
参考ガイドライン:
  1. Treatment of restless legs syndrome: Evidence-based review and implications for clinical practice (revised 2017). Mov Disord 2018; 33(7):1077-1091.
  1. Guidelines for the first-line treatment of restless legs syndrome/Willis-Ekbom disease, prevention and treatment of dopaminergic augmentation: a combined task force of the IRLSSG, EURLSSG, and the RLS-foundation. Sleep Med [Internet]. 2016 May [cited 2019 May 10];21:1–11.
  1. Restless legs syndrome/Willis-Ekbom disease diagnostic criteria: updated International Restless Legs Syndrome Study Group (IRLSSG) consensus criteria--history, rationale, description, and significance. Sleep Med [Internet]. 2014 Aug [cited 2016 May 3];15(8):860–73.
  1. Practice guideline summary: Treatment of restless legs syndrome in adults: Report of the Guideline Development, Dissemination, and Implementation Subcommittee of the American Academy of Neurology. Neurol. 2016 Dec 13;87(24):2585-2593.

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概要・推奨  

  1. すべてのRLS患者で、血清フェリチン総鉄結合能測定することが勧められる(推奨度1)
  1. 薬物治療が必要な中等度以上のRLSの症状の軽減にビ・シフロールは有効である(推奨度2)
  1. 薬物治療が必要な中等度以上のRLSの症状軽減にニュープロパッチは有効である(推奨度2)
  1. 薬物治療が必要な中等度以上のRLSの症状軽減にレグナイトは有効であるとされているが、日本での承認量600mgでは効果不十分な可能性があり、その場合はプレガバリン(保険適外)への変更を考慮する(推奨度2)
  1. Augumentationとは、ドパミン作動薬による治療で生じる医原性のRLS症状の悪化である。
  1. レボドパやビ・シフロールなどのドパミンアゴニストでは、augmentationを生じやすいので、過量とならないように注意が必要である(レグナイト[600mg/日]を含むα2δリガンドはaugmentationを生じにくい)(推奨度1)
  1. 反跳現象とは、薬効が切れた深夜や早朝にRLS症状が再発することである。反跳現象は、薬効が長い薬剤があれば解決する問題である。
  1. RLSの診断は病歴からされるので、類似の病態(mimics)を完全に除外するのは難しい。非典型例では誤診の可能性も予測して経過をみていくことが必要である(推奨度1)
  1. 小児のRLSは、本人の言葉と家族歴が大切である。
  1. RLSはまれな疾患ではなく、放置すると生活の質が低下する場合は、治療を開始すべきである。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、主に鉄剤の投与、患者向け資料について加筆修正を行った。

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