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慢性心不全 収縮機能障害

著者: 安村良男 社会医療法人中央会 尼崎中央病院 循環器内科

監修: 伊藤浩 岡山大学循環器内科

著者校正/監修レビュー済:2020/02/27

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概要・推奨  

  1. 初発の心不全患者や心不全増悪時はうっ血症状や徴候を認めることが多い。うっ血症状や徴候を伴う浮腫が認められる患者には利尿薬の使用が勧められる(推奨度1)。
  1. 収縮機能障害を伴う心不全(HFrEF: heart failure with reduced ejection fraction)の診断がつき次第、早期にACE阻害薬を導入すべきである(推奨度1)。
  1. β遮断薬の禁忌症例でない限りは、HFrEFにはβ遮断薬は必須の治療薬である(推奨度1)。
  1. β遮断薬は無症状か、有症状でも心不全が安定している状態で導入する。
  1. HFrEFの治療方針の決定に関するアルゴリズムに沿って治療を行う。
  1. 慢性心不全は長期的には急性心不全を反復する進行性の疾患である。
  1. 急性心不全診断における血中BNP濃度の感度・特異度の評価には年齢や腎機能の評価が必要である。
  1. 急性心不全を認める75歳未満の患者では、BNPまたはNT-proBNPの値に基づく治療の最適化は、特に生命予後を改善する可能性があり、行うことが望ましい。しかし、これらの値の低下がまれに血管内脱水の可能性があることも知っておくべきである(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、情報のアップデート、用語の統一などを行った。

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