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概要・推奨
疾患のポイント:- 喉頭蓋炎とは、“喉頭蓋とその周辺組織(被裂軟骨、被裂喉頭蓋ヒダ)の蜂窩織炎”で、細菌感染により炎症を起こした状態である。急性喉頭蓋炎症は急速に炎症が進展して気道閉塞に至ることがあり、かつ通常の咽頭診察における所見に乏しいため注意が必要である。
診断: >詳細情報 - 微生物診断としては、血液培養が決め手となることが多い。起炎菌としてはHaemophilus influenzae type bが最多である。
- 急性発症で“3Ds”といわれるdysphagia(嚥下困難)、drooling(流涎)、distress(呼吸困難)が古典的3徴候であり、ほかに、飴玉を口に含んでいるような“ふくみ声(muffled voice、hot potato voiceともいわれる)”、tripod posture(前に寄りかかるような姿勢)、吸気性喘鳴が認められれば疾患を想起する。クループのような犬吠様咳嗽や嗄声は通常認めない。
- 喉頭蓋炎を疑った場合、小児では咽頭部の診察は児に不安を与え、呼吸器症状を悪化させることがあるので、決して行ってはならない。咽頭部の診察は気道閉塞に備えてdouble setup(通常の気道確保+外科的気道確保の準備)の体制を整えてから、手術室や集中治療室などで診察を行うべきである。成人では咽頭部の診察によって呼吸器症状を悪化させたという報告はないため、咽頭部の診察は積極的に行ってよい。
- 喉頭ファイバーなどで腫脹した喉頭蓋を観察することで確定診断となる。頚部軟部X線写真で特徴的な“thumb sign”を認めれば、診断は可能だが、感度38%、特異度78%と診断ツールとしては不十分である。
- 喉頭ファイバーによる急性喉頭蓋炎の所見:<図表>
- 急性喉頭蓋炎の頚部軟部X線写真所見:<図表>
治療: >詳細情報 <…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■診断を行うための検査例
疾患のポイント:
- 喉頭蓋炎とは、“喉頭蓋とその周辺組織(被裂軟骨、被裂喉頭蓋ヒダ)の蜂窩織炎”で、細菌感染により炎症を起こした状態である。急性喉頭蓋炎症は急速に炎症が進展して気道閉塞に至ることがあり、かつ通常の咽頭診察における所見に乏しいため注意が必要である。
診断: >詳細情報
- 微生物診断としては、血液培養が決め手となることが多い。起炎菌としてはHaemophilus influenzae type bが最多である。
- 急性発症で“3Ds”といわれるdysphagia(嚥下困難)、drooling(流涎)、distress(呼吸困難)が古典的3徴候であり、ほかに、飴玉を口に含んでいるような“ふくみ声(muffled voice、hot potato voiceともいわれる)”、tripod posture(前に寄りかかるような姿勢)、吸気性喘鳴が認められれば疾患を想起する。クループのような犬吠様咳嗽や嗄声は通常認めない。
- 喉頭蓋炎を疑った場合、小児では咽頭部の診察は児に不安を与え、呼吸器症状を悪化させることがあるので、決して行ってはならない。咽頭部の診察は気道閉塞に備えてdouble setup(通常の気道確保+外科的気道確保の準備)の体制を整えてから、手術室や集中治療室などで診察を行うべきである。成人では咽頭部の診察によって呼吸器症状を悪化させたという報告はないため、咽頭部の診察は積極的に行ってよい。
- 喉頭ファイバーなどで腫脹した喉頭蓋を観察することで確定診断となる。頚部軟部X線写真で特徴的な“thumb sign”を認めれば、診断は可能だが、感度38%、特異度78%と診断ツールとしては不十分である。
- 喉頭ファイバーによる急性喉頭蓋炎の所見:<図表>
- 急性喉頭蓋炎の頚部軟部X線写真所見:<図表>
治療: >詳細情報
- <…
■診断を行うための検査例
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診断を行うための検査例
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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