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胃癌

著者: 井ノ口幹人 武蔵野赤十字病院 外科

監修: 杉原健一 東京医科歯科大学大学院

著者校正済:2021/02/03
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. 日本胃癌学会:胃癌治療ガイドライン 医師用 2018年1月改訂 第5版、および速報(2019年3月)速報(2019年9月①)速報(2019年9月②)速報(2020年2月)速報(2020年9月)

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概要・推奨  

  1. 臨床的Stage Iで分化型の粘膜内癌かつUL0、あるいは分化型の粘膜内癌でUL1だが大きさが3㎝以下のものは内視鏡的粘膜下層剥離術の絶対適応である(推奨度1)。臨床的Stage Iで未分化型の粘膜内癌だが2㎝以下のものは内視鏡的粘膜下層剥離術の対象となる(推奨度2)。
  1. 根治を目的とした胃癌の手術において、リンパ節郭清は長期予後を改善させる(推奨度1
  1. 予防的郭清としての大動脈周囲リンパ節郭清は、進行胃癌の予後を改善しない(推奨度1
  1. 洗浄細胞診陽性の胃癌に対しては、集学的治療の一部として定型手術を考慮してもよい(推奨度2
  1. 肝転移症例のなかには、集学的治療の一部として肝切除を行う意義がある症例も存在する(推奨度2
  1. 単一臓器への遠隔転移(16a2/b1大動脈周囲リンパ節転移を除く)を有する胃癌に対して、出血や狭窄がなければ原発巣切除の意義は乏しく、化学療法を先行することを推奨する。特に上部胃癌では胃切除を行わないことを推奨する(推奨度2
  1. 画像上、大動脈周囲リンパ節転移を有する胃癌に対し、術前補助化学療法後の拡大郭清を行うことには意義がある可能性がある(推奨度2
  1. 腹腔鏡下幽門側胃切除術腹腔鏡下胃全摘術、腹腔鏡下噴門側胃切除術を臨床的Stage Ⅰに対する標準治療のひとつとして推奨する。ただし日本内視鏡外科学会技術認定医の指導のもとで行うことを推奨する(推奨度2
  1. ロボット支援下幽門側胃切除、胃全摘、噴門側胃切除術は施設基準・術者基準を満たせば保険適応で施行できる(推奨度2)。
  1. 胃上部の進行癌では大弯病変を除いて予防的郭清を目的とした脾摘は行わないことを推奨する(推奨度1
  1. 3cm未満の食道浸潤を有する胃癌において、左開胸アプローチにより縦隔リンパ節を郭清する意義は乏しい(推奨度1
  1. 臨床的T3SS、T4aSEの進行胃癌に対して網嚢切除を行わないことを推奨する(推奨度1
  1. 病理学的Stage IIIの患者には術後S-1+ドセタキセル併用療法による補助療法を推奨する(推奨度1。病理学的Stage II(た…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下の点について改訂を行った。
  1. 腹腔鏡下幽門側胃切除術・胃全摘術・噴門側胃切除術が臨床的Stage Ⅰ症例に対する標準治療のひとつとして推奨された(推奨度2)。
  1. 病理学的Stage IIIの患者には術後S-1・ドセタキセル併用療法による補助療法が、病理学的Stage IIの患者には術後1年間のS-1単剤による補助療法が推奨された(推奨度1)。
  1. 切除不能・再発胃癌に対する三次化学療法以後にトリフルリジン/チピラシル(ロンサーフ)単剤の推奨が追加された(推奨度2)。
  1. HER2陽性切除不能・進行胃癌に対する三次化学療法としてトラスツズマブ デルクステカンが推奨された(推奨度1)。
  1. 疫学、ロボット手術などについて加筆修正した。また、参考文献、画像の追加を行った。

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