口唇口蓋裂 :トップ    
監修: 近津大地 東京医科大学
西條英人 髙戸毅 東京大学 感覚・運動機能医学講座

概要

疾患のポイント:
  1. 口唇口蓋裂とは、口唇や口蓋あるいはその両方に裂が認められる疾患である。
  1. 日本人における口唇口蓋裂児の発生率は、およそ500人に1人といわれており、体表の先天異常の中では、非常に多い疾患である。 解説 
 
診断: >詳細情報 
  1. 視診上、口唇に裂を認めることにより診断する。両側性と片側性がある。診察上明らかで有り診断は容易である。
  1. 口蓋裂に関しては、硬軟口蓋、軟口蓋、粘膜下口蓋に裂を認めることで診断となる。
 
治療:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 口唇口蓋裂により哺乳に障害のある場合には、出生後早期より口蓋床を用いた治療を行う。
  1. 口唇形成手術は通常3カ月頃に行う。また、1歳~1歳6カ月頃に口蓋形成を行う。
  1. 口唇口蓋裂患者では、上顎の成長が悪く、咬み合わせの異常(反対咬合)がしばしば認められる。したがって、5~7歳頃より歯科矯正による管理が必要となる。
  1. また、出生より成人に至るまで治療が及ぶため、その期間は非常に長く、治療が終わってからも歯科的な口腔管理を含めた経過観察が重要となる。
 
専門医への紹介:
  1. 口唇口蓋裂に対する治療は、口腔外科医、形成外科医、小児科医、耳鼻咽喉科医、矯正歯科医、補綴歯科医、言語聴覚士による集学的医療が必須である。したがって、出生前より、また出生後においても速やかに専門家によるフォローが重要である。

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薬剤監修について:
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※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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口唇口蓋裂患者に対する集学的治療
口唇裂・口蓋裂の裂型分類
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01


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