今日の臨床サポート

デンタルインプラント

著者: 宮本郁也1) 岩手医科大学 歯学部口腔顎顔面再建学講座口腔外科学分野

著者: 高橋哲2) 東北大学 顎顔面外科学分野・口腔外科学分野

監修: 近津大地 東京医科大学

著者校正/監修レビュー済:2021/03/24
患者向け説明資料

概要・推奨   

  1. インプラント治療の目的は、治療を行うことで患者のQOLを向上させることである。
  1. インプラント治療の基準は、ハード(インプラント体や上部構造)に対する評価と、患者側からみた治療に対する評価が加えられている。
  1. インプラント治療の成功基準(1998年、トロント会議)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
宮本郁也 : 特に申告事項無し[2022年]
高橋哲 : 未申告[2022年]
監修:近津大地 : 特に申告事項無し[2022年]

改訂のポイント:
  1. 口腔インプラント治療指針2020に基づき、全身状態、局所状態の診察・検査と診断の改訂を行った。
  1. 口腔インプラント治療指針2020に基づき、各種骨造成方法および骨補填材についての改訂を行った。
  1. 口腔インプラント治療指針2020に基づき、治療手順についての改訂を行った。
  1. 口腔インプラント治療指針2020に基づき、治療におけるデジタル技術の応用についての改訂を行った。

まとめ

まとめ  
  1. 歯の欠損が起こった後、歯や歯周組織、歯槽骨、顎骨等の欠損部を人工物で修復することを補綴(ほてつ)という。
  1. 補綴装置は冠橋義歯、可撤性義歯、総義歯などに分類され、近年インプラント義歯も一般的に受け入れられるようになった。
  1. 口腔インプラント治療の目的は、歯の欠損に対し、インプラント体を用いて口腔組織に支持を求め、これに支持された上部構造を用いて、機能と審美性の回復を図ることである[1]
  1. 現在主流の骨結合性インプラント体は、チタンやハイドロキシアパタイトといった生体適合性のよい材料を(顎)骨内に埋入する方法である。
  1. 埋入後、治癒期間中にインプラント体と骨が結合(オッセオインテグレーション)し、その後、義歯を装着する。
  1. 骨内のインプラント部分を下部構造、人工歯の部分を上部構造と呼ぶ。
  1. 骨結合性インプラントは、通常5年間で95%以上の成功率で、長期的に安定した治療法である[2]。インプラント成功の基準が提唱されている。
 
インプラントの成功基準

インプラント治療によって従来とは異なる補綴治療が可能となった。このことは臨床的に進歩した基準を満たしていなくてはならない。

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文献 

T Albrektsson, G Zarb, P Worthington, A R Eriksson
The long-term efficacy of currently used dental implants: a review and proposed criteria of success.
Int J Oral Maxillofac Implants. 1986 Summer;1(1):11-25.
Abstract/Text
PMID 3527955
David Harris, Daniel Buser, Karl Dula, Kerstin Grondahl, David Haris, Reinhilde Jacobs, Ulf Lekholm, Richard Nakielny, Daniel van Steenberghe, Paul van der Stelt, European Association for Osseointegration
E.A.O. guidelines fo the use of diagnostic imaging in implant dentistry. A consensus workshop organized by the European Association for Osseointegration in Trinity College Dublin.
Clin Oral Implants Res. 2002 Oct;13(5):566-70.
Abstract/Text
PMID 12674118
Tomas Albrektsson, Daniel Buser, Stephen T Chen, David Cochran, Hugo DeBruyn, Torsten Jemt, Sreenivas Koka, Myron Nevins, Lars Sennerby, Massimo Simion, Thomas D Taylor, Ann Wennerberg
Statements from the Estepona consensus meeting on peri-implantitis, February 2-4, 2012.
Clin Implant Dent Relat Res. 2012 Dec;14(6):781-2. doi: 10.1111/cid.12017.
Abstract/Text
PMID 23205721

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