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菌血症・敗血症

著者: 栃谷健太郎 京都市立病院 感染症科

監修: 山本舜悟 京都市立病院 感染症科/京都大学 医療疫学(非常勤講師) 

著者校正/監修レビュー済:2019/05/23
参考ガイドライン:
  1. Rhodes A, Evans LE, Alhazzani W, et al.:Surviving Sepsis Campaign: International Guidelines for Management of Sepsis and Septic Shock:2016. Crit Care Med, 2017 Mar;45(3):486-552. PMID: PMID:28098591
  1. 日本版敗血症診療ガイドライン2016 作成特別委員会:日本版敗血症診療ガイドライン 2016. 日救急医会誌, 2017;28:S 1-S 4

概要・推奨  

薬剤承認情報:
2019年12月20日 ザバクサ 配合点滴静注用(セフトロザン硫酸塩/タゾバクタムナトリウム)β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤
  1. 敗血症とは「感染に対する宿主生体反応の調節不全で、生命を脅かす臓器障害」を来した状態と定義された。そして臓器障害は「感染症が疑われ、SOFA(Sepsis-related Organ Failure Assessment)スコアが2点以上増加したもの」と定義された。一方、病院前救護、救急外来、一般病棟では、感染症あるいは感染症が疑われる患者に対しては、qSOFAを評価し、2項目以上が存在する場合は敗血症を疑い、臓器障害に関する検査および早期治療開始や集中治療医への紹介のきっかけとして用いる。最終的には、ICUなどの重症管理と同様に、感染症もしくは感染症の疑いとSOFAスコア合計2点以上の急上昇を確認し、敗血症の確定診断とする。また、敗血症性ショックとは、「死亡率を増加させる可能性のある重篤な循環、細胞、代謝の異常を有する敗血症のサブセット」として定義され、診断基準は「十分な輸液負荷にもかかわらず、平均動脈圧65mmHg以上を維持するために血管作動薬を必要とし、かつ血清乳酸値が2mmol/Lを超えるもの」とされた(推奨度1)。
  1. 血液培養予測ルールにて、大項目1つ、あるいは小項目2つ以上該当すれば血液培養採取を行う(推奨度2)。
  1. 成人の場合、1セット当たり最低10mL(理想的には20mL)血液を採取すべきであり、1セットずつ別々の部位より採取することが強く推奨される(推奨度2)。
  1. 黄色ブドウ球菌による菌血症時には心エコーを行うことが強く推奨される。経胸心エコーよりも経食道心エコーを行うことが推奨される(推奨度1)。
  1. 抗菌薬を選択する場合には、想定感染巣を考慮するとともに地域の抗菌薬感受性パターンも考慮して選択することが推奨される(推奨度2)。
  1. 2009年のIDSAの腹腔内感染症ガイドラインでは、アンピシリン・…
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、一部本文と図表の修正を行った。

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