クループ症候群(小児科)

著者: 黒澤照喜 帝京大学医学部附属溝口病院小児科

監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院

著者校正済:2019/12/13
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. 日本小児呼吸器学会:小児の咳嗽診療ガイドライン、2014年
  1. 日本小児呼吸器学会日本小児感染症学会:小児呼吸器感染症診療ガイドライン2017

概要・推奨  

  1. クループ症候群・上気道閉塞疾患を疑った場合、典型的な軽症でなければ必ず高圧喉頭X線検査正面像でペンシルサインを確認し、側面像で喉頭蓋・披裂喉頭蓋襞・咽頭後壁の腫脹がないことを確認する。
  1. ウイルス性クループ・痙性クループでは流涎は認めない。流涎を認めたら、急性喉頭蓋炎、咽後膿瘍、喉頭異物などをただちに鑑別することが勧められる。
  1. ペンシルサインを認めない吸気性喘鳴、デカドロン内服・ボスミン吸入に反応が悪い吸気性喘鳴はウイルス性クループ・痙性クループ以外の疾患を早めに考えるべきである。
  1. 急性ではなく、慢性的に吸気性喘鳴を認める場合には、ウイルス性クループ・痙性クループは考えずに先天奇形などによる疾患を考慮すべきである。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. クループ症候群とその鑑別疾患となる上気道閉塞疾患を明記し、鑑別がしやすいように配慮した。
  1. 「小児の咳嗽診療ガイドライン」「小児呼吸器感染症診療ガイドライン」に準じた改訂を行った。
  1. 新たに症例を2例加えた。


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