今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 内野俊平 東京大学医学部附属病院小児科

監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター

著者校正/監修レビュー済:2023/12/20
参考ガイドライン:
  1. 日本小児神経学会:小児てんかん重積状態・けいれん重積状態治療ガイドライン2023
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 最新のガイドラインに基づき、ロラゼパムに関する記載を追加した。また、参考文献を更新した。

概要・推奨   

  1. 痙攣発作が30分以上持続するもの、または痙攣発作を反復し、発作間欠期にも意識が回復しない状態が30分以上続くものを痙攣重積という。
  1. 30分以上の痙攣重積は脳に不可逆な変化を起こすため、それより早く痙攣をコントロールするべきである(推奨度1)
  1. 痙攣が5分以上続く場合は、痙攣重積の治療を開始する(推奨度1)
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 痙攣発作が30分以上持続するもの、または痙攣発作を反復し、発作間欠期にも意識が回復しない状態が30分以上続くものを痙攣重積という。
  1. 痙攣の原因はさまざまであるが、痙攣重積の原因としては、中枢神経において興奮性に働くグルタミン酸作動性の神経系の異常、抑制性に働くGABA作動性の神経系の異常、イオンチャネルの異常の関与が想定されている。
  1. 日本では15歳未満の痙攣重積の発症頻度は、年間10万人当たり37.6人という報告がある[1][2]
  1. 痙攣重積による死亡率は年々減少しているが、現在は約3%とされている[3][4][5]
  1. 神経学的後遺症としては、麻痺、てんかん、発達の遅れ、高次機能障害などがある。
  1. 後遺症を残す確率は痙攣の原因により異なるが、一般的に痙攣重積の持続時間が長いほど後遺症を残しやすい。
  1. 痙攣発作が30分以上持続することで神経細胞に不可逆な障害が生じるといわれており[6][7]、可能な限り早期に重積を終了させる介入が重要である。
  1. 迅速な対応のために、施設ごとに一定のプロトコールを作成し、日頃より薬剤の使用方法などに習熟しておくことが必要である。
問診・診察のポイント  
  1. まず痙攣の有無を確認する。痙攣が重積している場合は痙攣の対応を優先する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
内野俊平 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:五十嵐隆 : 特に申告事項無し[2024年]

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