小児薬用量の考え方と小児薬物療法における注意点(小児科) :トップ    
監修: 五十嵐隆 国立成育医療研究センター
鈴木小夜 木津純子 慶應義塾大学 薬学部

概要

ポイント:
  1. 成長・発達過程にある小児薬物療法の用量・決定には、小児に特有の副作用や投与禁忌・注意薬剤を必ず確認し、薬物体内動態や薬剤感受性の年齢に伴う変化を考慮する。
 
小児薬用量の考え方:
  1. 基本的に、薬用量は医薬品添付文書が根拠となる。
  1. しかし、小児に対する効能・効果もしくは用法・用量が添付文書に記載されている医薬品は約30%程度でしかない。
 
小児薬用量の換算: >詳細情報 
  1. 小児薬用量算出にはさまざまな換算式を利用できるが、体表面積に基づく方法が優れているとされ、年齢から算出できる体表面積比に近似したAugsberger式(Ⅱ)が繁用されている(以下)。Augsberger式から求めた小児薬用量を近似したVon Harnackの表は実用的で簡便である。
  1. 小児薬用量の代表的な換算式:<図表>
  1. Augsberger式(Ⅱ): 成人用量×[(年齢×4 + 20 )/ 100 ]
  1. 体表面積の算出法:<図表>
 
治療薬物モニタリング(Therapeutic Drug Monitoring、TDM): >詳細情報 
  1. 血中濃度を薬理効果や副作用の代替指標とすることが可能な薬剤であれば、TDMによる投与量の精密管理が個々の患児に対する用法・用量調節に有用である。
  1. 特定薬剤治療管理料の対象薬物であれば保険上の診療報酬が認められるが、算定に際しては血中濃度および治療計画の要点を診療録に記載する必要がある。
 
発達過程の薬物動態の変化: …

追加情報ページへのリンク

  • 小児薬用量の考え方と小児薬物療法における注意点(小児科)に関する詳細情報
  • 小児薬用量の考え方と小児薬物療法における注意点(小児科)に関するエビデンス・解説 (4件)
  • 小児薬用量の考え方と小児薬物療法における注意点(小児科)に関する画像 (23件)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

小児薬用量の代表的な換算式
小児薬用量比
体表面積の算出法
新生児における薬物動態に影響する諸因子とその成人レベルに達する時期の目安
肝代謝酵素の発達経過
海外の小児の正常GFR〈国内データなし〉
Schwartz式に用いる年齢別比例定数式
日本人小児の正常血清クレアチニン正常値のデータ
小児への投与禁忌あるいは投与注意薬剤
著者校正/監修レビュー済
2017/03/31


詳細ナビ