更年期の不定愁訴 :トップ    
監修: 小西郁生 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター
望月 善子 もちづき女性クリニック

概要

  1. 産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2017
  1. The 2017 hormone therapy position statement of The North American Menopause Society.
の発表に伴い、現在アップデート中
 
症状のポイント:
  1. 更年期にはさまざまな症状(いわゆる不定愁訴)が出現する。このうち日常生活を障害するものが更年期障害であり、治療の対象となる。更年期女性の約50~80%が更年期に愁訴を訴えるといわれている。そこで以下は更年期障害に対する対応を中心に記載する。
  1. なお、更年期とは閉経の前後5年間、計10年間をいう。更年期女性において、1年間無月経が続いた時点で閉経と判断する。日本人女性の閉経年齢は約50歳であるが、個人差が大きく、更年期障害は40歳過ぎから60歳頃の女性にみられると考えてよい。
  1. 更年期指数を用いると愁訴を拾い上げやすい。よく用いられている更年期指数としては簡略更年期指数(SMI)や更年期症状評価表などがある。
  1. 更年期症状の発現頻度:<図表>
  1. 簡略更年期指数:<図表>
  1. 日本人女性の更年期症状評価表:<図表>
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 更年期障害の治療には、ホルモン補充療法(HRT)、漢方療法、向精神薬(SSRI/SNRI)、カウンセリングや各種心理療法などがある。 エビデンス   エビデンス   …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

多種多様な症状を来す器質的疾患がないかを評価するための検査
  1. 更年期障害は除外診断が重要であり、まず症状に応じた基礎疾患の有無の検索を行う。
  1. 鑑別診断目的の一般内科的なスクリーニング検査(血算、肝機能、腎機能などの血液生化学検査)は必要である。
  1. 更年期障害の除外診断時に鑑別すべき疾患・病態と検査:<図表>

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

更年期における不定愁訴の評価アルゴリズム
更年期障害に対する治療アルゴリズム
hot flashや寝汗に対する米国の治療アルゴリズム
HRTの適応のアルゴリズム
HRTの管理のアルゴリズム
更年期症状の発現頻度
簡略更年期指数
日本人女性の更年期症状評価表
更年期障害の除外診断時に鑑別すべき疾患・病態と検査
著者校正/監修レビュー済
2017/01/26


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