早発閉経 :トップ    
監修: 小西郁生 独立行政法人国立病院機構 京都医療センター
梶原 健 埼玉医科大学病院 産婦人科

概要

  1. ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版
の発表に伴い、現在アップデート中
 
疾患のポイント:
  1. 早発閉経(premature menopause)とは、卵巣機能が不可逆的に消失した場合の診断名であり、早発卵巣機能不全(premature ovarian failure、POF)はこれらの病態を包含した診断名と位置づけられる。
  1. 早発卵巣機能不全の頻度は40歳未満で約1%、30未満0.1%、20歳未満0.01%といわれている。日本人女性では0.1%と報告されている。
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. POFは40歳未満の続発性無月経で少なくとも1カ月以上間隔をおいて2回測定し、血中FSH値が40mIU/ml以上の場合に診断される。
 
原因疾患・合併疾患: >詳細情報 
  1. 原因はX染色体異常、遺伝性、自己免疫性疾患、医原性(手術、化学療法、放射線療法)など種々あるが、大部分は原因不明である。
  1. 内分泌学的検索や遺伝子的検索により原因を検索することが推奨されている。 エビデンス 
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 偶発例も含め5~10%妊娠が可能であるといわれている。
 
治療:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 挙児希望がない場合の治療の主体は、慢性的なエストロゲン欠乏による症状の改善と骨粗鬆症の予防のためのホルモン補充療法である。 エビデンス 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

早発閉経を診断するため検査例
  1. 少なくとも1カ月以上間隔をおいて2回測定する必要がある。
○ 早期閉経が疑われた場合、確定診断として1)の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

POFの診断・治療のアルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21