航空性中耳炎 :トップ    
監修: 森山寛 東京慈恵会医科大学附属病院
山口展正 山口内科耳鼻咽喉科

概要

疾患のまとめ: >詳細情報 
  1. 航空性中耳炎(航空性中耳症)とは気圧外傷(barotrauma)の1つで、航空機の上昇、下降時に外界圧と中耳(鼓室・乳突蜂巣)圧との圧差により生じる疾患である。
  1. 通常下降時に生じ、耳閉塞感、耳痛、耳の違和感、難聴、耳鳴、めまいなどの症状があり、ときとして急性感音難聴を伴うことがある。 解説  解説 
  1. 外界圧変動による中耳(鼓室―乳突蜂巣)圧と鼓膜の関係:<図表>
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 特徴的な問診、詳細な鼓膜所見:正常、血管の拡張・充血・出血、内陥、中耳貯留液(滲出性、血性)の透見像、鼓膜穿孔などにより診断は容易である。
  1. 一見鼓膜正常と思われるわずかな鼓膜所見:<図表>
  1. 鼓膜の血管拡張と充血(内出血):<図表>
  1. 出血を伴う鼓膜所見:<図表>

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時評価例
  1. 特徴的な問診、詳細な鼓膜所見:正常、血管の拡張・充血・出血、内陥、中耳貯留液(滲出性、血性)の透見像、鼓膜穿孔などにより診断は容易である。(問診内容: >詳細情報 )
  1. 鼓膜所見の詳細な観察は診断に有用である。 解説   解説   解説   解説   解説  <図表><図表><図表><図表><図表><図表>
  1. 鼻内所見(アレルギー・感染の有無)、咽頭の観察、必要に応じて上咽頭の観察をする。
  1. 聴力検査(音叉、純音聴力検査):急性感音難聴を見逃さないように。
  1. ティンパノグラム:C型、B型、時間が経過するとA型が増す。
  1. 頻回に航空性中耳炎を生じる症例は、耳管機能検査、上咽頭病変を調べる。
○ 下記を病態に合わせて適宜用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

航空性中耳炎(航空性中耳症)の成因・診断・予防・治療 フローチャート
一見鼓膜正常と思われる僅かな鼓膜所見
鼓膜の血管拡張と充血(内出血)
出血を伴う鼓膜所見
鼓膜弛緩部内陥を伴う鼓膜所見、高齢者症例 (c-e)
血性鼓室(hemotympanum)a: 耳管咽頭口より排出b,d
幼児症例
外界圧変動による中耳(鼓室―乳突蜂巣)圧と鼓膜の関係
航空性中耳炎の予防法 内耳障害を避ける耳抜き法(低い陽圧負荷圧による耳抜き法)
一見鼓膜正常と思われる僅かな鼓膜所見、微小な点状出血
著者校正/監修レビュー済
2017/01/20


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