構音障害 :トップ    
監修: 森山寛 東京慈恵会医科大学附属病院
二藤隆春 東京大学 耳鼻咽喉科・聴覚音声外科

概要

症状のポイント:
  1. 構音障害とは、口唇、舌、軟口蓋などの形態的・機能的障害により、ことばが誤って生成される状態のことである。
  1. 話す機能は障害されているが、言語の理解が正常である点が  失語症 とは異なる。
 
緊急時対応: >詳細情報 
  1. 急性発症した場合やほかの神経症状を合併している場合は、脳卒中や脳炎など致命的疾患の鑑別を最優先に行う。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 基本的には原疾患の治療を行う。症状治療としては、言語聴覚士による構音訓練を行う。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 原疾患の治療目的で各専門医に紹介を行う。言語訓練が必要な場合は、言語聴覚士が所属している科(リハビリテーション科、耳鼻咽喉科、口腔外科など)に紹介する。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 構音障害の原因は多岐にわたるが、口蓋裂や口腔癌術後などによる器質的構音障害、脳血管障害や神経筋疾患などによる運動障害性構音障害、構音獲得の遅れや誤った習慣による機能性構音障害に分類される。
  1. 急性発症の運動障害性構音障害では、脳卒中や脳炎のような致命的疾患を念頭に置いた原因検索を早急に進める。
  1. 緩徐発症の運動障害性構音障害でも脳腫瘍や神経筋疾患の可能性があり、原因検索に努める。
  1. 器質的構音障害は、小児では口唇口蓋裂、舌小帯短縮症などの先天奇形、成人では口腔・咽頭癌の切除・再建後に多く認められる。安定した運動障害性構音障害、機能性構音障害では、主に言語聴覚士による言語療法が行われるが、疾患によっては必要に応じて外科的治療も検討する。
  1. 分類等:
  1. 運動障害性構音障害の分類: 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

急性発症の構音障害の評価例
  1. まず脳卒中の除外を行う。
○ 下記の検査より1つないし2つ選択する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

小児における構音障害のアルゴリズム
(左)口唇口蓋裂
粘膜下口蓋裂
舌の萎縮
左舌下神経麻痺
カーテン徴候
舌小帯短縮症
舌癌術後
著者校正/監修レビュー済
2016/06/10


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