腫瘍崩壊症候群 :トップ    
監修: 田村研治 国立がん研究センター中央病院
梶大介1) 三浦裕司2) 1)虎の門病院 血液内科 2)虎の門病院 臨床腫瘍科

概要

疾患のポイント:
  1. 腫瘍崩壊症候群(tumor lysis syndrome、TLS)とは、腫瘍細胞の崩壊に伴い、高尿酸血症、高カリウム血症、高リン血症、低カルシウム血症などを来す結果、急性腎不全、不整脈、けいれん、多臓器不全などを引き起こす緊急性を要する疾患である。
  1. 腫瘍崩壊症候群は、オンコロジーエマージェンシーの代表的な疾患の1つであり、緊急に適切な対処が必要である。
  1. 腫瘍崩壊症候群の診断には、まず本病態を疑うことが重要である。化学療法に感受性の高い造血器腫瘍もしくは固形腫瘍に対して化学療法実施後に、高尿酸血症、高カリウム血症、高リン血症、低カルシウム血症などの電解質異常を伴い、腎機能が悪化した場合、その原因として腫瘍崩壊症候群の発現を想起する。
  1. 最も重要なことは、腫瘍崩壊症候群発症に対する正確なリスク評価を行い、リスクごとに適切な予防を行うことである。
 
予防:
  1. ポイント:
  1. まずは、腫瘍崩壊症候群発症に対する正確なリスク評価を行い、リスクごとに適切な予防を行うことが重要である。
  1. 腫瘍崩壊症候群のリスク分類(固形腫瘍、多発性骨髄腫、慢性白血病):アルゴリズム
  1. 腫瘍崩壊症候群のリスク分類(急性白血病):アルゴリズム
  1. 腫瘍崩壊症候群のリスク分類 (悪性リンパ腫その1):アルゴリズム
  1. 腫瘍崩壊症候群のリスク分類 (悪性リンパ腫その2):アルゴリズム
  1. 腫瘍崩壊症候群の腎機能、腎浸潤に基づいたリスク分類:アルゴリズム
  1. 腫瘍崩壊症候群発症リスク分類別治療法:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

腫瘍崩壊症候群を疑ったときの評価例
  1. 検査学的腫瘍崩壊症候群の定義(Cairo-Bishop)の確定
  1. 検査学的腫瘍崩壊症候群の定義(Cairo-Bishop):<図表>
○ 腫瘍崩壊症候群を疑った場合、1)を評価する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

腫瘍崩壊症候群のリスク分類(固形腫瘍、多発性骨髄腫、慢性白血病)
腫瘍崩壊症候群発症リスク分類別治療法
腫瘍崩壊症候群のリスク分類(急性白血病)
腫瘍崩壊症候群のリスク分類(悪性リンパ腫その1)
腫瘍崩壊症候群のリスク分類(悪性リンパ腫その2)
腫瘍崩壊症候群の腎機能、腎浸潤に基づいたリスク分類
検査学的腫瘍崩壊症候群の定義(Cairo-Bishop)
臨床的腫瘍崩壊症候群の定義およびGrade分類(Cairo-Bishop)
腫瘍崩壊症候群におけるプリン体異化経路
著者校正/監修レビュー済
2017/03/31


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