肺炎球菌性肺炎 :トップ    
監修: 具芳明 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター
福地貴彦 自治医科大学附属さいたま医療センター 総合診療科

概要

疾患のポイント:
  1. 肺炎球菌性肺炎とは、肺炎球菌が原因で起こる肺炎である。
  1. 市中肺炎の中で最多であり、死亡者が多いのも肺炎球菌肺炎である。
  1. 侵襲性肺炎球菌感染症(侵襲性感染症のうち肺炎球菌が髄液又は血液から検出された場合)は、感染症法の5類感染症に分類され、診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所に届け出る必要がある。

診断: >詳細情報 
  1. 市中肺炎と診断した場合には、第一に肺炎球菌性肺炎であるかどうか考える。 エビデンス 
  1. インフルエンザ罹患後に続発する肺炎としても、28~48%と最多である。
  1. 市中肺炎と診断後、良質な喀痰を塗抹鏡検し、グラム陽性双球菌を有意に認めたら確定診断できる。
  1. 喀痰グラム染色中の肺炎球菌:<図表>
  1. 尿中肺炎球菌抗原陽性をもって代用することもできる。
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 予後の評価方法として、PSI、CURB-65などが存在する。
  1. PORT severity indexによる重症度分類:アルゴリズム
  1. CURB-65による重症度判定:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

入院の場合の原則的治療例
  1. 肺炎球菌性肺炎は、ペニシリン系薬剤によりほぼ治療可能である。
  1. 経口薬に変更するタイミングを理解する。
○ 肺炎球菌性肺炎の診断がついた患者では、以下の薬剤より1剤選択をして用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

PORT severity indexによる重症度分類
CURB-65による重症度判定
肺炎球菌性肺炎の胸部単純X線像
喀痰グラム染色中の肺炎球菌
著者校正/監修レビュー済
2018/02/28


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