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改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、レジオネラ肺炎の治療に関して、根拠としてシステマティックレビューを追記した。
  1. Jasperらの2021年のシステマティックレビューによると、包含された21論文のうち、死亡をアウトカムとして報告した17論文のメタアナリシスで、キノロン系薬投与群、マクロライド系薬投与群で有意差を認めなかった。臨床的治癒、解熱までの時間、入院期間、合併症の発生にも差を認めなかった(Jasper AS, et al. Clin Infect Dis. 2021 Jun 1;72(11):1979-1989.)。
  1. また、レジオネラ肺炎の集団発生について追記した。
  1. 集団発生は、ホテル、長期介護施設、病院、クルーズ船で発生することが多い。
  1. 日本での報告では、入浴施設や老人福祉施設などでの集団発生がある(NIID. IASR Vol.34 p.155-157: 2013年6月号)。
  1. 米国での報告では、2001~2014年に報告されたアウトブレイク事例38件は全レジオネラ例の4%で、そのうち8事例はクルーズ船での発生であった。それ以外の27事例の現地調査がまとめられたが、それによると、ホテル・リゾート、長期介護施設、病院で3/4を占めた。曝露源としては、飲用水、冷却塔、温水浴槽、噴水であった(Garrison LE, et al. MMWR Morb Mortal Wkly Rep. 2016 Jun 10;65(22):576-84)。
  1. フランスのPas-de-Calaisのアウトブレイク(86例、死亡21%)では、工場の冷却塔から6 ㎞以上のエアロゾル拡散によると推察された(Nguyen TM, et al. J Infect Dis. 2006 Jan 1;193(1):102-11.)。

概要・推奨   

  1. レジオネラ肺炎とは、細胞内寄生細菌であるLegionellaが原因でおこる疾患で、日本では、感染症法4類疾患で「ただちに届出が必要」な疾患である。
  1. Legionellaは、水中の原生動物(自由生活性アメーバ)のなかで寄生・増殖している。季節性があり夏から秋に多いが、年間を通じて発生する。感染源によっては、大規模な集団感染につながり、院内発生もある。ヒト-ヒト感染はない。
  1. 症状は多彩で、咳、呼吸困難、胸痛などの肺炎症状から、消化器症状(下痢、腹痛)、神経症状(頭痛、意識障害)などの肺外症状がみられる。肺炎球菌などの定型肺炎と比較して、肺外症状を呈しやすい。
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  1. レジオネラ肺炎の原因は、わが国では半数前後がL. pneumophila serogroup 1である。尿中抗原検査(イムノクロマト法)で検出できるのは、従来はL. pneumophila血清型1のみであった。2019年に15種類の血清型(1~15)を検出できる尿中抗原検査が日本で販売された。したがって、各施設で用いている検査キットの特徴を確認する必要がある(推奨度1)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
久保健児 : 特に申告事項無し[2023年]
監修:上原由紀 : 特に申告事項無し[2023年]

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