手の腫瘤、ガングリオン :トップ    
監修: 落合直之 キッコーマン総合病院外科系センター
藤 哲 国立病院機構 弘前病院 特別統括病院長

概要

疾患のポイント:
  1. ガングリオンとは、骨間靭帯・関節包あるいは腱鞘より発生する嚢腫様腫瘤で、無色透明のゼリー状の液体を含んでいる。
  1. 発生部位は比較的限られている。手関節の背側中央に発生するものがほとんどで、次いで手関節の掌橈側(約20%)、その他指屈筋腱腱鞘近位部、Guyon 管(尺骨神経管)部や手掌内に散見される。
  1. 手関節背側のガングリオン:<図表>
  1. 手関節部掌側のガングリオン:<図表>
  1. 尺骨神経深枝麻痺を呈した手掌内ガングリオン:<図表>
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 弾性軟から硬の表面平滑で皮膚との癒着がない腫瘤の場合はガングリオンを疑う。
  1. 穿刺でゼリー状内容物が確認されれば診断は確定する。基部の確認・広がりを確認するためにMRI・超音波検査などが行われる。
 
重症度・予後:
  1. 良性で機能障害を起こすことは少ない。
  1. 末梢神経のentrapment pointに生じた例では神経症状を起こすこともある。
 
治療:アルゴリズム …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断、発生部位の評価例
  1. ほとんどすべての患者で単純X線を行う。
  1. 鏡視下手術を予定する場合は MRIなどで発生部位の検索を行う。
○ 骨関節疾患の除外目的で単純X線を撮るが、確定診断にはエコー検査が有効で、手術目的ではMRIを撮る。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

ガングリオンの診断・治療の流れ
手関節部掌側のガングリオン
手関節背側のガングリオン
尺骨神経深枝麻痺を呈した手掌内ガングリオン
著者校正/監修レビュー済
2016/08/05


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