痛風(痛風発作/痛風関節炎)

著者: 寺井千尋 自治医科大学、サクラビア・クリニック

監修: 野田光彦 国際医療福祉大学市川病院 糖尿病・代謝・内分泌内科

著者校正/監修レビュー済:2019/09/06
準拠ガイドライン:
高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版

概要・推奨  

  1. 痛風発作既往者や痛風結節を有する者は尿酸降下療法の対象となる(推奨度1)(JG)[1]
  1. 急性痛風関節炎(痛風発作)は、臨床経過や重症度、合併症、併用薬を考慮して、NSAIDsグルココルチコイド、コルヒチンのいずれかか、組み合わせで治療する(推奨度1)(RsJG)[1]
  1. 痛風発作時のコルヒチンは少量投与で十分である(推奨度1)(RJG)[1]
  1. 尿酸値の急激な低下は痛風発作再発リスクを増大させるので、尿酸降下薬は少量から徐々に増量して尿酸値6mg/dl以下を目標とする(推奨度2)(OJ)[1]
  1. 尿酸降下薬開始後の痛風発作再発の予防対策を行う(推奨度2)(OJ)[1]
  1. 尿酸値が高いほどそのの痛風発作発症のリスクが増大するので、無症候性高尿酸血症でも尿酸値9mg/dl以上で生活習慣の改善が無効な患者では、尿酸降下療法を開始する(推奨度2)(OJ)[1]
  1. 痛風の確定診断は関節液中の白血球に貪食された尿酸一ナトリウム結晶の検出による(推奨度2)(JG)[1]
  1. 痛風発作中の尿酸値は低下することが多く、尿酸値が正常でも痛風を否定できず、発作寛解期に尿酸値を測定する(推奨度2)(O)。
拇趾基関節の痛風発作
 
慢性結節性痛風
 
肘関節の痛風結節
 
痛風関節のMSU結晶
 
痛風の関節レントゲン
 
痛風の関節エコー像
 
痛風のDECT像
 
米国成人男性におけるUA値とその後の痛風発症頻度
 
台湾成人男性におけるUA値とその後の痛風発症頻度
 
フェブリク治験(APEX)時の痛風発作出現頻度とUA6.0md/dL未満達成率
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版 に基づき、全体的にアップデートを行った。


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