手術部位感染症(SSI)

著者: 藤田崇宏 独立行政法人 国立病院機構 北海道がんセンター 感染症内科

監修: 具芳明 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター

著者校正/監修レビュー済:2019/03/29
準拠ガイドライン:
  1. 術後感染予防抗菌薬適正使用に関するガイドライン作成委員会 公益社団法人日本化学療法学会/一般社団法人日本外科感染症学会:術後感染予防抗菌薬適正使用のための実践ガイドライン. 日本化学療法学会雑誌. 2016年;64(2):153–232.
  1. Bratzler DW, Dellinger EP, Olsen KM, Perl TM, Auwaerter PG, Bolon MK, et al. Clinical practice guidelines for antimicrobial prophylaxis in surgery. Am J Health Syst Pharm. 2013 Jan 2;70(3):195–283.
  1. Sandra I. Berríos-Torres, MD; Craig A. Umscheid, MD, MSCE; Dale W. Bratzler, DO, MPH; et al:Centers for Disease Control and Prevention Guideline for the Prevention of Surgical Site Infection, 2017. JAMA Surg. 2017;152(8):784-791

概要・推奨  

  1. 黄色ブドウ球菌(S.aureus)と連鎖球菌に加えて、手術部位に常在する微生物がほとんどのSSIの原因微生物となるため、予防、治療ともにこれらをターゲットとした抗菌薬の投与を原則とする。
  1. 予防目的の抗菌薬は術前投与のみとし、術後に継続する場合は48時間以内とする。
 
図表:
  1. 手術部位によるSSIの主な原因微生物と予防抗菌薬(表<図表>
手術部位感染症の深度による分類
 
創のクラス分類とSSIの頻度
 
手術部位によるSSIの主な原因微生物と予防抗菌薬
 
予防抗菌薬の1回投与量
 
各抗菌薬の半減期と術中再投与のタイミング
 
βラクタム薬に対するアレルギーがある場合の代替薬
 
手術部位感染症診療のアルゴリズム
 
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)


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