食道アカラシア :トップ    
監修: 木下芳一 島根大学医学部附属病院
保坂浩子1) 草野元康2) 1)群馬大学医学部附属病院 消化器・肝臓... 2)群馬大学医学部附属病院 光学医療診療...

概要

疾患のポイント:
  1. 食道アカラシアとは、下部食道括約部(lower esophageal sphincter、LES)の弛緩不全と、食道体部の正常な蠕動波の消失を特徴とする一次性食道運動障害である。
  1. 嚥下障害と食道からの逆流を主症状とし、慢性進行性の疾患である。
  1. 小児から高齢者まで幅広い年齢層で発症し、男女差はなく、発症頻度は年間人口10万人あたりに1例程度とまれな疾患である。
 
診断: >詳細情報 
  1. 典型例では内視鏡検査にて、食道内腔の拡張と液体や食物残渣の貯留を認める。確定診断には食道内圧検査が必要である。食道内圧検査ではLESの弛緩不全と、食道体部の正常な一次蠕動波の消失をもって食道アカラシアと診断する。 同時に、ほかの食道運動障害に示すような一次性、二次性食道運動障害を除外する。 エビデンス 
  1. 食道内圧検査が行えない場合には、食道バリウム造影検査や内視鏡検査で特徴的な所見を認めれば診断の補助となる。
  1. 初診時の検査・治療計画:アルゴリズム
  1. 食道運動障害の分類:<図表>
  1. 食道アカラシアの上部消化管内視鏡像:<図表>
  1. 食道内圧測定による食道アカラシア診断項目:<図表>
  1. 食道アカラシアの食道バリウム透視像:<図表>
 
重症度・予後: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時の検査例
  1. 食道アカラシアを疑った場合、器質的疾患の除外を行いつつ、食道運動の確認のための食道バリウム造影もしくは食道内圧検査を行う。
○ 1)と2)を行うが、2)が行えない場合は1)と3)を行う。1)、2)に加えて3)も必要な場合もある。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

初診時の検査・治療計画
食道運動障害の分類
食道内圧測定による食道アカラシア診断項目
高解像度内圧測定による正常な一次蠕動波とアカラシアの分類
食道アカラシアの上部消化管内視鏡像
食道アカラシアの食道バリウム透視像
著者校正/監修レビュー済
2017/06/30


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