集団食中毒

著者: 大川清孝 大阪市立十三市民病院 消化器内科

監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院

著者校正/監修レビュー済:2020/02/14

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概要・推奨  

  1. 食中毒の原因としてウイルスではノロウイルスが、細菌ではウェルシュ菌とカンピロバクターが多い。
  1. 大規模食中毒の原因として多い病原微生物はサルモネラ、ウェルシュ菌、腸炎ビブリオ、病原性大腸菌、ノロウイルスである。
  1. 食中毒の原因物質として1990年代後半まではサルモネラと腸炎ビブリオが最も多かったが、2000年以降はノロウイルスとカンピロバクターが多くなった。
  1. 食中毒治療の基本は水分と電解質の補給である(推奨度2)。
  1. ノロウイルスは食中毒で最も多い原因であるが、ヒト―ヒト感染も多い。
  1. 腸管出血性大腸菌腸炎の抗菌薬投与の是非については結論が出ていない。
  1. カンピロバクター腸炎はキノロン系抗菌薬耐性の場合が多く、第1選択はマクロライド系抗菌薬である(推奨度2)。
  1. サルモネラ腸炎ではニューキノロン系抗菌薬が第1選択であり7日間投与する(推奨度2)。
  1. 食中毒のエンピリックセラピーとしてはキノロン系抗菌薬を用いる(推奨度2)。
  1. Vibrio vulnificus感染症は肝硬変患者では致死的な食中毒であり、早期治療が必要である(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 食中毒の行政的な側面を追加した。

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