食道・胃静脈瘤

著者: 中村真一 東京女子医科大学 消化器内科

監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院

著者校正/監修レビュー済:2019/10/03
参考ガイドライン:
  1. 小原勝敏、豊永純、國分茂博.食道・胃静脈瘤内視鏡治療ガイドライン.日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会責任編集.消化器内視鏡ガイドライン 第3版.東京:医学書院,2006,p.215-233.
  1. 中村真一、小原勝敏、吉田智治.食道・胃静脈瘤に対する治療.消化器内視鏡ハンドブック.日本消化器内視鏡学会監修、日本消化器内視鏡学会卒後教育委員会責任編集.東京:日本メディカルセンター,2012,p.199-210.
  1. 日本門脈圧亢進症学会編:門脈圧亢進症取扱い規約 第3版.東京:金原出版,2013.
  1. 日本消化器病学会編:肝硬変診療ガイドライン2015 改訂第2版.東京:南江堂,2015.
  1. 日本門脈圧亢進症学会編:門脈圧亢進症診療マニュアル.東京:南江堂、2015.
  1. Portal Hypertensive bleeding in cirrhosis: risk stratification, diagnosis, and management: 2016 practice Guidance by the American Association for the Study of Liver Diseases. Hepatology 65:310-335.2017.PMID:27786365.

概要・推奨  

  1. 食道静脈瘤出血に対して、内視鏡治療が有効である。特にEVLの有用性が認められる(推奨度1)
  1. 食道静脈瘤に対する内視鏡治療として、EVLが推奨されている(推奨度2)
  1. 食道静脈瘤に対する粘膜線維化治療(地固め療法)にアルゴンプラズマ凝固法は有効である(推奨度2)
  1. 内視鏡治療と薬物療法の併用は食道・胃静脈瘤の再出血の防止に有効である(推奨度2)
  1. 食道静脈瘤の治療方針決定、治療効果判定、再発の予知に超音波内視鏡検査(EUS)は有用である(推奨度3)
  1. MD-CT angiographyやMRIは門脈圧亢進症における側副血行路や胃静脈瘤の診断に有用である(推奨度3)
  1. 胃静脈瘤に対するIVR治療として、バルーン閉塞下逆行性経静脈的塞栓術(balloon-occluded retrograde transvenous obliteration:B-RTO)が有用である(推奨度2)
  1. 胃静脈瘤出血に対してcyanoacrylateによる内視鏡的塞栓療法が有用である(推奨度2)
  1. 慢性肝疾患で血小板数の低下している症例は内視鏡検査で静脈瘤の有無を調べるべきである(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 非アルコール性脂肪肝炎について追記した。 

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