肝硬変 :トップ    
監修: 金子周一 金沢大学大学院
森川浩安 河田則文 大阪市立大学 消化器器官制御内科学・肝胆膵病態内科学

概要

疾患のポイント:
  1. 肝硬変とは、肝臓全体に線維化と線維化に伴う結節形成が解剖学的に認められる状態と定義される。
  1. 診断は肝生検が正確であるが、肝機能障害と肝予備能低下を認める場合、画像にて診断することが可能である。原因を調べるとともに重症度と合併症を評価することが重要である。それに応じて治療法を決定する。
  1. 各種原因により、慢性肝疾患が進展し,肝臓全体に線維化と線維化に伴う結節形成が解剖学的に認められる状態である。肝発癌リスクが非常に高い。
 
診断: >詳細情報 
  1. 診断は、アルゴリズムに沿って行う。
  1. 診断・フォローアップ:アルゴリズム
  1. 肝生検による診断が最もよいが、肝機能障害と肝予備能低下を認め、画像診断にて形態学的異常を認めれば診断は可能である。
  1. 形態学的変化(画像検査):腹部エコー、腹部造影CT・MRI、肝硬度測定
  1. 肝予備能評価(血液検査):アルブミン値、プロトロンビン時間、総ビリルビン、血小板値
 
原因・重症度・合併症評価: >詳細情報 
  1. 肝硬変の程度は、Alb、PT値、T-Bil値、腹水の程度、脳症の有無からなるChild-Pugh分類を用いる。
  1. Child-Pugh分類:<図表>
  1. 原因評価:2014年のわが国での全国調査では、その成因はHCVが約53%、HBVが約12%、その他が約35%となっている(原因疾患: 鑑別疾患 )。
  1. 原因疾患の検索(血液検査):ウイルス検査、自己抗体検査、脂質異常検査、甲状腺機能検査
  1. 合併症として、腹水・浮腫、黄疸、脳症、胃・食道静脈瘤、有痛性筋けいれん(こむら返り、全身の骨格筋での有痛性けいれん)は高率に出現する。
 
治療: >詳細情報 
  1. 治療は禁酒と食餌療法、原因疾患の治療(ウイ…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時
  1. 肝機能障害の原因とその程度を観察する。
○ 肝硬変を疑う場合、下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

診断・フォローアップ
肝細胞癌サーベイランスアルゴリズム・診断アルゴリズム
Child-Pugh分類
肝硬変の腹腔鏡画像
著者校正/監修レビュー済
2017/04/27


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