ペースメーカ植え込み、フォローアップ :トップ    
監修: 永井良三 自治医科大学
中井俊子 日本大学板橋病院循環器内科

概要

ポイント:
  1. ペースメーカ治療の主な対象疾患は、徐脈による症状がみられる、洞不全症候群(<図表>)、房室ブロック(<図表>)、徐脈性心房細動である。
 
適応: >詳細情報 
  1. 日本循環器学会の「不整脈の非薬物治療ガイドライン」に従い、適応を検討する。
  1. ペースメーカの適応となるおおよその目安は、下記のようなものである。
  1. 症状が出現しペースメーカの適応となるおおよその目安は、心拍数40/分以下、心室停止時間3秒以上とされる。
 
房室ブロックのペースメーカ植込みの適応合併症: >詳細情報 
  1. 気胸:1%以下 である。
  1. 心房・心室穿孔:心房穿孔は、無症候性のもの15%にみられたという報告もある。心室穿孔の発生率は1~7%と報告されている。
  1. 感染:ポケット感染は1.37/1000 device-yearsであった。
  1. リードディスロッジメント:当初のリード留置位置から経過中に電極が移動することをいう。これにより、ペーシング不全・センシング不全を生じ、再手術を要する。

禁忌: >詳細情報 
  1. 重症な全身性の感染がある場合

術前評価: >…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

ペースメーカ植込み後(1~2カ月後)
  1. 胸部X線にてペーシングリードの位置の確認、心電図にてペースメーカが正常に作動しているかを確認するとともに、ペースメーカチェックを行い、ペーシング閾値、心内電位、リード抵抗、バッテリー残量などを確認する。
  1. 合併症として、感染の有無を観察する。
  1. 植込み後急性期はリードの固定がまだ十分でないため、特にdislodgeに注意する。レントゲンでリード位置を確認するとともにリード抵抗および閾値のチェックが必要である。
○ フォローアップ時に下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

徐脈性不整脈のペースメーカ治療計画
洞不全症候群、房室ブロックの合併
胸郭外穿刺法、鎖骨下・腋窩静脈造影
ペースメーカ心電図
ペースメーカ心電図
房室ブロックの心電図
ペースメーカ心電図
著者校正/監修レビュー済
2016/05/27


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