今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 安喰恒輔 川口工業総合病院

監修: 今井靖 自治医科大学 薬理学講座臨床薬理学部門・内科学講座循環器内科学部門

著者校正/監修レビュー済:2022/03/02
参考ガイドライン:
  1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会:不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)(2018 JCS/JHRS Guideline on Non-Pharmacotherapy of Cardiac Arrhythmias)
  1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会:不整脈薬物治療ガイドライン(2020 年改訂版)(JCS/JHRS 2020 Guideline on Pharmacotherapy of Cardiac Arrhythmias)
  1. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会:2021 年 JCS / JHRS ガイドライン 不整脈非薬物治療 フォーカスアップデート版(JCS / JHRS 2021 Guideline Focused Update on Non-Pharmacotherapy of Cardiac Arrhythmias)
  1. American College of Cardiology (ACC)/American Heart Association (AHA)/[https://www.hrsonline.org Heart Rhythm Society (HRS): 2018 ACC/AHA/HRS Guideline on the Evaluation and Management of Patients with Bradycardia and Cardiac Conduction Delay: A Report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Clinical Practice Guidelines and the Heart Rhythm Society
  1. European Society of Cardiology (ESC): 2013 ESC Guidelines on cardiac pacing and cardiac resynchronization therapy.
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 参照ガイドラインを最新のものに改めた。
  1. 房室ブロックの原因となりうる薬剤を追加した。

概要・推奨   

  1. 基礎心疾患を伴わない健常成人の第1度房室ブロックの予後は良好であり、症状がなければ治療は推奨されない(推奨度1)
  1. 高齢者あるいは基礎心疾患を有する患者では、第1度房室ブロックは予後不良の予測因子となるが、無症候性の第1度房室ブロックに対するペースメーカ植込みは推奨されない(推奨度4)
  1. 症状の強い第1度房室ブロックは、ペースメーカ植込みの適応となることがある(推奨度2)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
安喰恒輔 : 未申告[2024年]
監修:今井靖 : 未申告[2024年]

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