副甲状腺機能低下症 :トップ    
監修: 平田結喜緒 公益財団法人 兵庫県予防医学協会 健康ライフプラザ
井上大輔 帝京大学 ちば総合医療センター

概要

疾患のポイント:
  1. 副甲状腺機能低下症とは、副甲状腺ホルモン(PTH)分泌低下または、PTH作用不全により、低Ca血症を来す疾患である。
  1. 低Ca血症のテタニーに特有なChvostek徴候、Trousseau徴候やAHO特有の身体徴候(低身長、丸顔、肥満、短頚、短指など)の有無を確認する。軽度のテタニー症状として筋肉のつっぱり感やこむら返り( こむらがえり )などを訴えることがある。
  1. 副甲状腺機能低下症は、指定難病であり、中等症以上の場合などでは、申請し認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年7月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
 
診断: >詳細情報 
  1. 低Ca血症および正~高P血症の存在と腎不全の除外(Cr<2.0mg/dl)が診断の基本である。
  1. 診断補助検査の1つとして大脳基底核の石灰化のため、頭部CT検査を施行することが推奨される。 エビデンス 
  1. 低アルブミン血症がある場合、血清Ca濃度は補正式:補正Ca=実測Ca(mg/dl)+[4-Alb(g/dl)]で評価する。
  1. 低Ca血症の鑑別診断フローチャート:アルゴリズム
 
原因の評価:
  1. 副甲状腺機能低下症は、PTH分泌低下によるものとPTH作用不全に基づくものの2つに大別される。
  1. intact PTH<30pg/mlであればPTH分泌低下によるもので、特発性、低Mg血症等に基づく続発性、種々の先天性疾患が含まれる。
  1. PTH分泌不全を来す疾患の診断:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

副甲状腺機能低下症の存在診断とPTH分泌低下/作用不全の鑑別検査例
  1. 低アルブミン血症がある場合、血清Ca濃度は補正式:補正Ca=実測Ca(mg/dl)+[4-Alb(g/dl)]で評価する。
  1. 低Ca血症および正~高P血症の存在と腎不全の除外(Cr<2.0mg/dl)が診断の基本である。
  1. intact PTH<30pg/mlであればPTH分泌低下によるもので、特発性、続発性、種々の先天性疾患が含まれる。
  1. intact PTH>30pg/mlであればPTH作用不全による偽性副甲状腺機能低下症と診断できるが、診断の確定および病型分類のためにPTH試験(Ellsworth-Howard試験)の施行が望ましい。 エビデンス 
○ 低Ca血症もしくはテタニーの存在から診断を確定するために、まず必要な検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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(詳細はこちらを参照)

低Ca血症の鑑別診断フローチャート
PTH分泌不全を来す疾患の診断
頭部CT(基底核の石灰化)
著者校正/監修レビュー済
2016/06/30


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