• 腫瘍 の他のコンテンツを見る
  • 泌尿器 の他のコンテンツを見る

陰茎腫瘍

著者: 佐藤文憲 大分大学 医学科腎泌尿器外科学講座

監修: 中川昌之 鹿児島大学

著者校正/監修レビュー済:2016/08/19

個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能

疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。

1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。

まずは15日間無料トライアル

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 陰茎腫瘍とは、陰茎部に認める腫瘍のことで、陰茎亀頭部、包皮、冠状溝に好発し、無痛性の丘疹、疣贅、硬結、潰瘍や不整に突出した腫瘤として認められる。
  1. ほとんどは原発性で、組織学的に扁平上皮癌が最も多い。
 
診断: >詳細情報 
  1. 陰茎局所および鼠径部の視診と触診が最も重要である。包茎では必ず包皮を翻転させて視診および触診を行う。海綿体浸潤の有無を診断することが重要である。鼠径リンパ節は腫大リンパ節の部位と大きさ、個数および可動性の有無を診断する。
  1. 触診に加えて、局所浸潤の程度を7.5MHzの超音波検査、MRIにて診断する。
  1. 陰茎癌が否定できない病変は必ず生検を行い組織学的な診断を行う。
  1. 陰茎癌(触知リンパ節例):<図表>
  1. 陰茎癌(非触知リンパ節例)の局所所見:<図表>
  1. 陰茎癌(非触知リンパ節例)のPET-CT所見:<図表>
 
ステージング: >詳細情報 
  1. 陰茎局所は十分な深さまで組織を採取し、浸潤の程度(p-T stage)を診断する。
  1. また、触知リンパ節は、生検による組織診断にて転移の有無を確定する。なお、非触知リンパ節(cN0)に対するMRIやPET-CTによる画像診断の精度は決して高くない。よって、以下のリンパ節転移のリスクを認める患者は鼠径リンパ節郭清術(ILND)あるいはダイナミックセンチネルリンパ節生検(DSNB)の適応となる。
  1. リンパ節転移のリスク:
  1. 脈管侵襲
  1. 原発性陰茎腫瘍がpT1G3、あるいはGradeは問わずT2以上
  1. 50%以上が低分化癌
 
予後評価: 

検査・処方例

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

陰茎腫瘍の画像評価例
  1. 診断の目的を以下の3つに分けて考える。
  1. 局所浸潤の程度:7.5MHz超音波検査、MRI
  1. 所属(鼠径/骨盤内)リンパ節転移の有無:MRI、PET-CT/CT
  1. 遠隔転移の有無の確認:PET-CT/CT
  1. MRIは局所と所属リンパ節の評価に用い、PET-CT/CTは全身のリンパ節と他臓器の評価に用いる。ただし、所属リンパ節転移の有無は組織学的検査がより精度が高い。
○ 陰茎腫瘍の診断の場合、下記を病態に合わせて適宜行う。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

ページ上部に戻る


エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!