乳癌(浸潤性乳癌・早期) :トップ    
監修: 中村清吾 昭和大学医学部外科学講座乳腺外科学部門
森美樹 昭和大学病院ブレストセンター 乳腺外科、自由が丘みきブレストクリニック

概要

  1. 乳癌診療ガイドライン 1治療編 2018年版
  1. 乳癌診療ガイドライン 2疫学・診断編 2018年版
の発表に伴い、現在アップデート中
 
疾患のポイント:
  1. 乳癌は、乳腺から発生した悪性腫瘍である。腺腔内にとどまっているものを非浸潤癌、間質に浸潤しているものを浸潤癌という。進行度、ホルモン感受性、HER2 statusにより治療を選択する。
  1. 乳癌の罹患率・死亡率は増加傾向が続いている。
    年齢別では、乳癌罹患率は30歳代から増加をはじめ、40歳代後半から50歳代前半でピークとなり、その後は緩やかに減少する。
  1. 治療は、局所療法(手術、放射線療法)と全身療法(内分泌療法、化学療法、分子標的治療)を病態により組み合わせて行う。
疾患の除外: >詳細情報 
  1. 画像検査・細胞診・針生検の診断能は100%ではない。臨床所見・画像・病理診断に乖離がある場合は、次のステップに進むことを躊躇しない。
  1. 良性を考える場合には、1~2年経過観察し、変化がないかチェックする。
診断: >詳細情報 
  1. 視触診、マンモグラフィ、超音波などの臨床所見と、細胞診、組織診断を総合的に判定し診断する。
予後・ステージング:(ステージング・合併症評価  >詳細情報 、重症度・予後  >詳細情報 )
  1. 乳癌の病期分類と乳腺腫瘍の組織分類:<図表>
  1. 予後:10年生存率は、I期89.1%、 II期78.6%である。 >詳細情報 
治療: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

乳癌の可能性がある症例で行う検査例
  1. それぞれの検査には利点・欠点がある。患者の乳癌リスク(年齢・家族歴など)・臨床所見・画像所見・細胞診または組織診を総合的に判定する。
  1. 細胞診・組織診の選択:細胞診は簡便で低侵襲な方法であるが、診断能は採取者と判定者の技量に左右される。近年は良悪性の鑑別のほかにホルモン感受性やHER2過剰発現を調べるため、はじめから針生検を行う。臨床所見・画像・病理診断に乖離がある場合は摘出生検を行うこともある。
○ 確定診断としては、各種生検による組織診を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

年齢階級別乳癌罹患率(上皮内がんを含む)・死亡率
病期別10年生存率
治療を基準とした乳癌の亜分類および術後補助全身療法の推奨
乳癌の画像所見
乳癌MRI
著者校正/監修レビュー済
2017/08/31


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