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乳癌(浸潤性乳癌・早期)

著者: 森美樹 昭和大学病院ブレストセンター 乳腺外科、自由が丘みきブレストクリニック

監修: 中村清吾 昭和大学医学部外科学講座乳腺外科学部門

著者校正/監修レビュー済:2020/02/05
参考ガイドライン:
  1. 日本乳癌学会編:乳癌診療ガイドライン
  1. 全米がん情報ネットワーク(NCCN):St. Gallen International Consensus Guideline(2019)

概要・推奨  

  1. 乳癌術前の治療方針決定に造影乳房MRIを行うことを弱く推奨する(推奨度2)
  1. 初期治療後、定期的なマンモグラフィは有用である(推奨度1)
  1. Stageの浸潤性乳癌に対する局所療法では乳房温存療法と乳房切除術とでは生存率に差はなく、乳房温存療法の適応を第1選択として強く勧められる(推奨度1)
  1. センチネルリンパ節にマクロ転移を認める患者に対して、乳房温存療法の場合、腋窩リンパ節郭清省略を弱く推奨する(推奨度2)
  1. 臨床的リンパ節転移陰性乳癌において、センチネルリンパ節生検で転移陰性と診断された場合には、腋窩リンパ節郭清の省略をすることが標準治療である(推奨度1)
  1. 閉経後ホルモン受容体陽性乳癌の術後内分泌療法
  1. アロマターゼ阻害薬の投与を強く推奨する。タモキシフェンを2~3年投与後に、アロマターゼ阻害薬に変更し、計5年投与することを弱く推奨する。アロマターゼ阻害薬を2年投与後にタモキシフェンに変更し、計5年投与することを弱く推奨する。タモキシフェンあるいはトレミフェンの投与を弱く推奨する(推奨度2)
  1. 閉経前ホルモン受容体陽性乳癌に対する術後内分泌療法
  1. ①タモキシフェンの投与を強く推奨する。②LH-RHアゴニストとタモキシフェンの併用を弱く推奨する。③LH-RHアゴニストとアロマターゼ阻害薬の併用を弱く推奨する(推奨度2)
  1. HER2陽性術後乳癌に対する化学療法+トラスツズマブ投与は強く勧められる(推奨度1)
  1. 手術可能な浸潤性乳癌に、乳房温存を目的とした術前化学療法を行うことは弱く推奨される(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、2019年St. Gallen International Consensus Guidelineに基づいて改訂を行った。


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