• 皮膚 の他のコンテンツを見る
アトピー性皮膚炎

著者: 加藤則人 京都府立医科大学 皮膚科学

監修: 戸倉新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科

著者校正/監修レビュー済:2019/03/22

概要・推奨  

  1. アトピー性皮膚炎の湿疹病変に対して、ステロイド外用は推奨される。顔面への使用については、初期の薬剤は可能な限り弱いステロイド外用薬を短期間使用する(推奨度2)。
  1. 2歳以上のアトピー性皮膚炎の湿疹病変に対して、タクロリムス(プロトピック)外用は推奨される(推奨度2)。
  1. アトピー性皮膚炎の痒みに対して、抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬の内服は推奨される(推奨度2)。
  1. アトピー性皮膚炎の乾燥症状に対して、保湿薬外用は推奨される(推奨度2)。
  1. 難治性成人アトピー性皮膚炎に対して、シクロスポリン(ネオーラル)を使用してもよい(推奨度3)。
  1. ステロイド外用薬、タクロリムス外用薬では十分な効果が得られない中等症以上の成人アトピー性皮膚炎患者にデュピルマブ(デュピクセント)を使用してもよい(推奨度3)。
  1. 気虚を伴うアトピー性皮膚炎に対して、補中益気湯を使用してもよい(推奨度3)。
  1. 学童のアトピー性皮膚炎に対して、汗をかきやすい季節に学校でシャワー浴を行ってもよい(推奨度3)。
  1. ミルクアレルギーが疑われるアトピー性皮膚炎患児に対して、ミルク除去食は行ってもよい(推奨度3)。
  1. ダニアレルギーが疑われるアトピー性皮膚炎患者に対して、防ダニシーツの使用や掃除の励行などのアレルゲン対策は、強い希望があれば行ってもよい(推奨度3)。
  1. 成人アトピー性皮膚炎に対して、難治例に対して患者の強い希望があればナローバンドUVB療法を行ってもよい(推奨度3)。
  1. ストレスなどの心理社会学的側面が難治化に関係していると考えられるアトピー性皮膚炎患者に対して、患者が希望すれば心身医学療法を行ってもよい(推奨度3)。
  1. 治療初期の処方の量の参考として、FTU(finger-tip unit)という方法が存在する。此方の量を参照して投与量を決定してもよい(推奨度2)。
  1. 再燃をよく繰り返すアトピー性皮膚炎の湿疹病変の寛解維持のために、局所性副作用などの発現に注意しながらプロアクティブ療法を行ってもよい(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018」を参考に、主にデュピルマブについて加筆を行った。


ページ上部に戻る


エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。