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じんま疹

著者: 平郡 隆明1) 県立広島病院 皮膚科

著者: 秀 道広2) 広島大学大学院医歯薬保健学研究科 皮膚科学

監修: 戸倉新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科

著者校正/監修レビュー済:2019/03/05
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概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. じんま疹とは、膨疹、すなわち紅斑を伴う一過性、限局性の浮腫が病的に出没する疾患であり、多くは痒みを伴う。通常のじんま疹に合併して、あるいは単独に、皮膚ないし粘膜の深部を中心とした限局性浮腫のことを特に血管性浮腫と呼ぶ。
  1. じんま疹の特徴は個々の皮疹の一過性にあるため、痒みを伴う紅斑が24時間以内に出没することが確認できれば、ほぼじんま疹と考えてよい。
  1. 特発性のじんま疹が最も多く、原因として特定の抗原を同定できることは少ない。
  1. アレルギー性のじんま疹が疑われる場合を除き、すべてのじんま疹に網羅的にI型アレルギーの検査を行うことは推奨されない。
 
じんま疹の主な病型:
  1.  特発性のじんま疹:
  1. 急性蕁麻疹(発症後6週間以内)
  1. 慢性蕁麻疹(発症後6週間以上)
  1.  刺激誘発型のじんま疹:
  1. アレルギー性のじんま疹
  1. 食物依存性運動誘発アナフィラキシー
  1. 非アレルギー性のじんま疹
  1. アスピリン蕁麻疹(不耐症によるじんま疹)
  1. 物理性蕁麻疹(機械性蕁麻疹、寒冷蕁麻疹、日光蕁麻疹、温熱蕁麻疹、遅延性圧蕁麻疹、水蕁麻疹)
  1. コリン性蕁麻疹
  1. 接触蕁麻疹
  1.  血管性浮腫:
  1. 特発性の血管性浮腫
  1. 刺激誘発型の血管性浮腫(振動血管性浮腫を含む)
  1. ブラジキニン起因性の血管性浮腫
  1. 遺伝性血管性浮腫
  1.  じんま疹関連疾患:
  1. 蕁麻疹様血管炎
  1. 色素性蕁麻疹
  1. Schnitzler症候群およびクリオピリン関連周期熱症候群
 
 
診断: >詳細情報 
  1. じんま疹の特徴は個々の皮疹の一過性にあるため、痒みを伴う紅斑が24時間以内に出没することが確認できれば、ほぼじんま疹と診断してよい。
  1. 血管性浮腫は2~3日持続することが多い。虫刺症、多形紅斑、しいたけ皮膚炎、丹毒、メルカーソン・ローゼンタール症候群を除外…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

じんま疹の初期検査例
  1. じんま疹の特徴は個々の皮疹の一過性にあるため、痒みを伴う紅斑が24時間以内に出没することが確認できれば、ほぼじんま疹と診断してよい。
  1. 特発性か刺激誘発型かを評価する。ただし、ほとんどの症例が特発性であることに留意する。
  1. すべてのじんま疹に網羅的にI型アレルギーの検査を行うことは推奨されない。
  1. 発熱など全身症状を伴う場合はCBC、一般生化学検査を行ってもよい。
  1. 刺激誘発型と判断した場合は必要に応じて誘発試験を行う。
○ 症状・病態に基づき下記の検査を考慮する。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 日本皮膚科学会の「蕁麻疹診療ガイドライン2018」
に基づき、病型分類、治療、アルゴリズム、エビデンスの改訂を行った。


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