抗精神病薬の副作用のマネジメント :トップ    
監修: 上島国利 昭和大学
竹内 啓善 トロント大学精神科

概要

急性ジストニア: >詳細情報 
  1. 急性ジストニアとは、不随意な持続性の筋収縮であり、特に頭頚部や体軸の筋肉に出現しやすい。具体的な所見は、眼球上転、舌突出、痙性斜頚、頚部後屈、後弓反張などを認め、苦痛が大きい。なお、喉頭ジストニアは気道が閉塞し致命的になることがあり、注意を要する。
  1. 第1世代抗精神病薬(特に高力価)が原因薬剤となることが多く、抗精神病薬開始後、数時間から数日で出現し第1世代抗精神病薬の約10%に認められる。
  1. 急性期は、抗コリン薬の経口または筋肉内投与(ビペリデン)の投与にて対応する。長期的には、抗精神病薬の減量やほかの抗精神病薬(第2世代抗精神病薬など)への変更を行う。
  1. 各抗精神病薬の副作用プロフィール:<図表>
  1. 錐体外路症状:第2世代抗精神病薬と第1世代抗精神病薬との比較(メタアナリシス):<図表>
 
アカシジア: >詳細情報 
  1. アカシジアとは、静坐不能症とも呼ばれ、殿部や下肢を中心としたムズムズ、ソワソワ感などの内的不穏があり、落ち着きなく動き回る、足踏みをするなどの運動亢進がみられる状態である。
  1. 苦痛が大きく、自傷行為や自殺企図に至ることもあり、注意を要する。
  1. 急性の対応は、下記のアルゴリズムに沿って、抗コリン薬の経口または筋肉内投与、β遮断薬の投与、ベンゾジアゼピン系薬剤の投与を順に試みる。
  1. アカシジアの治療アルゴリズム:<図表>
 
高プロラクチン血症: >…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

各抗精神病薬の副作用プロフィール
アカシジアの治療アルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2017/01/20


詳細ナビ