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抗精神病薬の副作用のマネジメント

著者: 竹内啓善 慶應義塾大学医学部 精神・神経科学教室

監修: 上島国利 昭和大学

著者校正済:2020/05/21
現在監修レビュー中

参考ガイドライン:
  1. David M.Taylor et al編, 内田裕之ほか訳:モーズレイ処方ガイドライン 第13版, 2019
  1. 米国神経学会(AAN):遅発性症候群の治療ガイドライン

概要・推奨  

  1. 第2世代抗精神病薬は、遅発性ジスキネジアを含め、錐体外路症状のリスクが第1世代抗精神病薬よりも低いため、統合失調症治療の第1選択薬として推奨される(推奨度2)。
  1. 代表的な第2世代抗精神病薬のうち、錐体外路症状のリスクが最も高いのはリスペリドン/パリペリドン、次いでアリピプラゾール、クエチアピン、オランザピン、最も低いのはクロザピンである。このため、錐体外路症状に対応が必要な場合、相対的リスクが低い第2世代抗精神病薬への変更が考慮される(推奨度2)。
  1. アカシジアの治療は、多くのガイドラインやアルゴリズムが、まずは抗精神病薬の減量ないし第2世代抗精神病薬への変更を推奨している(推奨度2)。
  1. 遅発性ジスキネジアの治療について、多くのガイドラインおよびアルゴリズムは、第2世代抗精神病薬への変更を推奨している(推奨度2)。
  1. 第2世代抗精神病薬は、代謝系副作用のリスクが第1世代抗精神病薬より高いため、体重・ウエストサイズ・BMI、血圧、空腹時の血糖および脂質などのモニタリングを行いながら使用する(推奨度2)。
  1. 代表的な第2世代抗精神病薬のうち、代謝系副作用のリスクが最も高いのはオランザピン、クロザピン、次いでクエチアピン、リスペリドン/パリペリドン、最も低いのはアリピプラゾールである。このため、代謝系副作用に対応が必要な場合は、相対的リスクが低い第2世代抗精神病薬への変更が考慮される(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、全体的に加筆修正を行った。


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