痙攣発作終了後の対応 :トップ    
監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問
楳川紗理 University of California San Francisco, Fresno Program

概要

症状のポイント:
  1. けいれん発作とは、意識消失とともに、四肢をガクガクと大きく震わせる発作を起こすことである。
  1. 2~5%の人が一生に1回は非熱性けいれんを経験し、救急外来患者の1~2%がけいれんを主訴とする。 エビデンス 
  1. 人口の0.5~1%がてんかんに罹患しており、そのうち25%は16歳までに発症し、24%は60歳以降に発症する。
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. 来院時にけいれんの残存している患者に対しては、持続時間・状況から けいれん重積 と判断し治療を行う。
  1. 頭蓋内病変(外傷、脳出血、脳梗塞、髄膜炎、脳腫瘍、低酸素性脳症)を疑う場合は画像検査を優先し、それぞれの疾患に応じた治療を開始する。
  1. 頭蓋内病変以外の疾患で緊急対応が必要な診断としては、アルコール離脱、電解質異常、低血糖、糖尿病性ケトアシドーシス(DKA: Diabetic Ketoacidosis)、高浸透圧性非ケトン性高血糖昏睡(HHS: hyperosmolar hyperglycemic state)、急性腎不全、心疾患(失神)が挙げられる。それぞれの診断・症状に従い治療を開始する。
 
症状治療診断的治療: >詳細情報 
  1. 来院時にけいれんが重積している際は、ただちにジアゼパムでけいれんを止める必要があり、治療内容はけいれん重積の場合に準ずる。
  1. まずけいれんの原因を特定し、それぞれの原因に応じた治療を行う。
  1. 初回けいれん発作後ただちに抗てんかん薬を開始する必要性の有無は、けいれん発作の原因、再発リスクを考慮したうえで判断する。 エビデンス  エビデンス  …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

けいれん初診時にルーチンで行う評価例
  1. けいれん初診時には下記の検査をルーチンで行う。
  1. 鑑別疾患は多岐にわたり、問診により疑った疾患を評価する。
○ 初診時に下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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けいれん発作に対するアルゴリズム
著者校正/監修レビュー済
2017/12/25


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