意識障害 :トップ    
監修: 林寛之 福井大学医学部附属病院
山中俊祐 福井大学医学部附属病院 救急部

概要

症状のポイント: >詳細情報 
  1. 意識障害とは、意識の清明度の低下(傾眠、昏迷、半昏睡、昏睡)、または、意識内容の変化(せん妄、もうろう状態)を認める状態である。
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. バイタルサイン、ABCの確認→ABC安定化を最優先、酸素投与(低酸素血症状に対して)、低血糖の否定、麻薬中毒の可能性があればナロキソン考慮、頭部CTの適応を考慮する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 原因疾患の治療に基づく。症状治療はない。
 
入院の決定: >詳細情報 
  1. 意識障害患者の大部分で、さらなる評価、治療のため入院を必要とする。
  1. 低血糖、オピオイド中毒、アルコール中毒などの可逆性疾患で意識が正常に回復した場合は、一定の観察期間の後、付き添い者とともに退院可能である。
 
診断へのアプローチ:(診察 >詳細情報 ・鑑別疾患 鑑別疾患 )
  1. 原因疾患は多岐にわたるが、大別すると、代謝・全身的原因、精神科疾患、神経疾患に分かれる。なお、原因疾患で一番多いのは神経疾患であった。 エビデンス 
  1. 意識障害患者、せん妄患者では巣症状の有無にかかわらず、頭部CTが強く推奨される。 エビデンス 
  1. 遷延する意識障害患者で原因不明の場合、脳波検査により非けいれん性てんかんを除外することが、おそらく推奨される。 …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

意識障害患者にルーチンで行う検査例
初診時評価:
  1. バイタルサイン、ABC (Airway:気道確保、Breathing:呼吸、Circulation:循環)の確認→ABC安定化を優先する。
  1. 酸素を投与し、低血糖を否定する。麻薬の可能性があればナロキソンを考慮する。
  1. 頭部CT、詳細な問診と診察、検査を追加し、下記のAIUEOTIPSを鑑別する。
○ 意識障害を認める患者では下記の検査を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

著者校正/監修レビュー済
2018/08/23

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。


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