腎硬化症

著者: 小井手裕一1) いすゞ病院 内科

著者: 田村功一2) 横浜市立大学医学部 循環器・腎臓内科学教室

監修: 岡田浩一 埼玉医科大学 腎臓内科

著者校正/監修レビュー済:2020/03/12
参考ガイドライン:
  1. 日本腎臓学会編:エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018

概要・推奨  

  1. 高血圧歴を有し、尿蛋白が少なく、慢性糸球体腎炎や糖尿病などの基礎疾患のない腎機能障害患者は、腎硬化症である可能性が高い(推奨度2)
  1. 適切な降圧療法は、腎硬化症の進展を抑制する(推奨度1)
  1. 尿蛋白症例では、RAS系阻害薬を中心として、尿蛋白減少を意識した降圧療法を選択すべきである(推奨度2)
  1. 降圧薬の第1選択薬は蛋白尿の有無により異なる。軽度以上の蛋白尿を呈する腎硬化症患者では、降圧薬はRAS 阻害薬(ARB、ACE 阻害薬)を第1選択薬とする(推奨度2)
  1. 利尿薬は、腎硬化症における降圧薬として推奨される可能性が高い。特に降圧目標まで達しない場合の併用薬として、検討されるべきである(推奨度2)
  1. 降圧目標は、140/90mmHg未満を維持するよう推奨する(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. CKD GL2018の記載を踏まえ、75歳以上の高齢者、ステージG4、5などのハイリスク者、A1区分の過剰な降圧の注意などが、今回のポイントです。


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