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腎血管性高血圧症

著者: 平和伸仁 横浜市立大学附属市民総合医療センター 腎臓・高血圧内科/血液浄化療法部

監修: 岡田浩一 埼玉医科大学 腎臓内科

著者校正/監修レビュー済:2019/10/03
参考ガイドライン:
日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2019(JSH2019)

概要・推奨  

  1. 安静30分採血による血漿レニン活性(PRA)値は、必ずしも腎血管性高血圧の診断に有用ではない(推奨度2)
  1. 腎動脈狭窄を疑ったときは、腎動脈超音波検査(Duplex超音波法)を行う(推奨度1)
  1. 症例によってはMRAあるいは造影CTを行い、腎動脈狭窄を検索する。ただし、腎機能がeGFR30ml/分/1.73m2未満ではガドリニウムやヨード造影剤の使用を避け、非造影MRAを選択する(推奨度2)
  1. 器質的狭窄が疑われた場合に、カプトプリル負荷試験あるいはカプトプリル負荷腎シンチグラフィにて、機能的な腎狭窄があるかを確認する(推奨度2)
  1. 左右の腎動脈における機能的なレニン分泌の有無を確認するために、腎静脈採血(分腎レニン採血)を行う(推奨度2)
  1. 他の画像診断およびホルモン検査で腎動脈狭窄が有意である場合は、狭窄の程度の確認のために腎動脈血管造影(あるいは大動脈造影)を検討する(推奨度1)
  1. 線維筋性異形成(FMD)による腎動脈狭窄は、可能な部位であればPTRA(ステント)治療を行うことを考慮する(推奨度1)
  1. 動脈硬化性の腎動脈狭窄症例で、難治性の高血圧症例の治療には、PTRAを考慮する(推奨度3)
  1. 腎血管性高血圧(RVH)においても、適切な内服薬治療により血圧をコントロールする(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. JSH2019に基づき、診断手順の改訂を行った。

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